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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
やらなくちゃいけないこと
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「レオン・・・」

水色の髪をしているものの、そこにいるのはシリルと共に切磋琢磨してきたレオンそのものだった。彼は現れた少年を見据えると、ニヤリと笑みを浮かべていた。

「ついに来てしまったんだね、シリル」

自分の肉体でもあり、最大の強敵と位置付けてもいい人物の登場のはずなのに、焦るどころか何やら計算通りのような素振りを見せるティオス。その姿にシリルは思わず背筋が凍った。

「カミューニ・・・」

俺と共にこの場にやって来たラクサスは大切な親友であるカミューニが意識を失っているのを見てティオスを睨み付けた。

「またお前か?性懲りもないな」

一度は自らが片付けたラクサスがまたしても挑んでこようとしていることに内心怒りのような感情を抱いているティオス。一方のラクサスも、恐怖心があるのかあと一歩踏み込むことができそうにない。

「アイスメイク・・・スノードラゴン!!」

ティオスが動くのかと思われた、それを阻止したのは新たに戦場に駆けつけた魔導士たち。そのうちの一人が氷のドラゴンを送り出したことにより、ティオスはそれを回避するしかなくなった。

「隙あり」
「!!」

ジャンプで攻撃を回避したティオス。そんな彼にオーガストは杖を向け、雷を落とす。

ドゴォン

多方面に警戒していなければならなかったこともありティオスは反応が遅れてモロに直撃した。だが、誰も決して余裕を覗かせることはない。なぜならこれでも、彼にダメージを与えられているかは謎だからだ。

「ラクサスの雷か・・・相変わらず仕事が早いな」

煙の中から現れたティオスはやはり無傷だった。おおよそ予想していた展開であったため、誰も動じることはなくなっていた。

「滅竜の力でも突破はできないか」

冷静な表情でティオスを見たあと、一人の少年に目を向けるオーガスト。

(彼がこの戦いのキーマンか)

水色の髪をしている女の子のような少年。彼が突破口であることを読み取った魔導王は、次に自分が何をするべきなのか、頭を悩ませていた。



















「天海を倒せるのはティオスだけ・・・だが、どうやってティオスに奴を止めさせるのだ?」

もっともな意見。ヨザイネの希望的観測はよくわかったが、それはそれで難しいところがあるのは言うまでもない。

「これはもう・・・あの子たちに任せるしかできないわ」

ティオスとぶつかり合うフィオーレの魔導士たち。そしてそこに向かうスプリガン16(セーズ)やまだ合流できていないフィオーレ軍。

「全員で団結すれば、ティオスはきっとわかってくれるはず・・・こんな争いが無意味であることに」

祈るように手を握り合わせる彼女を見て、
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