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戦国異伝供書
第四話 治世の功その一
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、それで秀長にも言うのだった。
「全く。夢みたいじゃ」
「そうですな、しかしです」
「これは夢ではないな」
「はい、実際のことです」 
 まさにと言うのだった。
「兄上はそこまでの方になられたのです」
「百姓の倅がのう」
「そうですな、しかしこれで終わりではないですぞ」
「ここからさらにじゃな」
「はい、国持ち位にです」
「国持ちか」
「そこまで目指しそして」
 さらに言う秀長だった。
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