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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第55話
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構えてカンパネルラ達と対峙した!

「あ………」

「殿下!先輩達も……!」

「それにエフラム殿下達も……!」

「ランディ先輩、リセル教官!」

「ハッ、来やがったか。」

「……間にあったか。」

「大丈夫!?リィン君にみんなも!?」

自分達の登場に生徒達が明るい表情をしている中ミハイル少佐は静かな表情で呟き、トワは状況を確認した。



「だぁっはっはっはっ!ここからはオレサマ達も加勢するから、安心しろ!」

「ふふ、久しぶりの”六銃士”全員揃っての戦闘になりそうだね♪」

「及ばずながら私達も加勢します。」

「リアンヌ様達との鍛錬の成果……わたくし達もお見せいたしますわ……!」

ランドロスは豪快に笑い、パティルナは不敵な笑みを浮かべ、エリゼとアルフィンは決意の表情でカンパネルラとマクバーンを睨み

「フフ、”通商会議”に続いて今回の”交流会”でも随分とヤンチャな事をしてくれたわね?その”代償”は当然、覚悟しているわよね?」

「”通商会議”の件は結社は間接的に関わっていただけで、実際に襲撃したのは二大国でテロ活動を行っているテロリスト達だったはずですが………」

「間接的とはいえ、襲撃に結社も関わっていたのですから、ルイーネ殿の仰っている事は間違ってはいませんよ、アルちゃん。」

「戦力は圧倒的にこちらが上……――――投降した方が貴方達の身の為ですよ。」

膨大な威圧を纏って微笑むルイーネの言葉に首を傾げたアルにリセルは苦笑しながら指摘し、エルミナは淡々した様子で答えてカンパネルラ達を睨んだ。



「あの二人が結社”身喰らう蛇”の”執行者”とやらか。なるほど………話に聞いていた以上の使い手のようだな。」

「左の男はかつて”七日戦役”時リウイ前皇帝陛下とゼルギウス将軍閣下が二人がかりで討ち取り、亡霊と化した”結社最強”の”執行者”――――”劫炎のマクバーン”ですから、特に左の男には注意してください。」

「彼がリウイ祖父上とゼルギウス将軍の二人がかりで挑む必要がある程の………」

「あ、あのお二人がわざわざ協力して倒す必要があった相手って……!」

「相当な使い手なのだろうね、あの”劫炎”のマクバーンという男は。」

「それと右の少年も見かけによらずトリッキーな戦い方をしてくるので油断しないでください。」

エフラムは警戒の表情でカンパネルラ達を睨み、セシリアの助言を聞いたエイリークが表情を引き締め、アメリアが驚いている中フランツは真剣な表情をし、サフィナはセシリアの説明に続くようにカンパネルラの事についても説明した。



「すまねぇ、人形どもを片付けてたら遅くなった。道化師か―――ずいぶんと久しぶりじゃねえか。」

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