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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第53話
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眉を顰めてリィンを見つめていた。

「―――教官?何をしているんですか?あれ、ミュゼにアッシュも?」

するとその時ユウナ達新Z組がリィン達に近づいてきた。

「……?何かあったんですか?」

「いや、たまたまさ。―――俺を呼びに来たのか?」

「はい、そろそろ時間です。」

「エフラムお義兄さん達――――メンフィルとエレボニアのVIPの人達を見送りするのよね?」

「ああ、それじゃあ二人とも各自のクラスに――――」

「!…………」

そしてリィンがミュゼとアッシュに指示をしかけたその時、”何か”を強く感じたリィンは天井を睨み、リィンが”何か”を強く感じると同時に”予知能力”によって未来が突如見えたゲルドもリィンのように真剣な表情を浮かべて天井を見つめた。



「リィン教官……?」

「ど、どうしたんですか?」

「それにゲルドさんも………お二人とも上を見ているようですが、何か気になる事があるのですか?」

(間違いない、今のは……1年半前の内戦の時に感じたことがある―――)

(なんだ、今の悪寒は……)

リィンとゲルドの様子にユウナ達が戸惑っている中リィンはある人物を思い浮かべ、アッシュが考え込んでいたその時突如タワー内に爆発音が聞こえてきた!

「今のは……!?」

「爆発音……!?」

突然の爆発音に第U分校の生徒達が驚いている中、トワは待機室に備え付けている端末を操作した。



「……こいつは………」

「―――屋上で何かあったみたいです……!」

「クク、サザ―ラントに続いてクロスベルでも初日で”不測の事態”が起こるとはな。」

「この調子だと今後の”特別演習”は全て初日で”不測の事態”が起こりそうで今から楽しみね♪」

「お二人とも、どうしてそんな呑気いられるのですか……」

ランディが目を細め、トワが端末を操作している中不敵な笑みを浮かべたランドロスと小悪魔な笑みを浮かべたレンの答えを聞いたセレーネは脱力し

「なんだ、何があった!?」

ミハイル少佐はトワ達に近づいて状況を訊ねた。



「―――出ました!タワーの屋上の映像です!」

「な、なんや……!?」

「あれは……昼間見た揚陸艇……!?」

「……なんだい?あの人影は……」

第U分校の生徒達がトワが操作している端末に注目していると端末には片腕の少年とダルそうな青年の亡霊が映った!

「………ぁ…………」

「この二人は……!」

「へえ?よりにもよって次はこの二人が来るとはね。(パパ達からの情報通りね。となると明日の”要請”で後から来る援軍のメンバーは恐らく――――)」

「No.T―――”劫炎”とNo.0―――”道化
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