暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十一話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いるのか?」

「私は私が好きだよ?ますたーに使ってもらえる私が。式神である私が」

「そ…」

でもそれは俺が縛っているからじゃないのか…?

もし俺が忠誠術式を解いてもお前は同じ事を言えるのか…?

「ますたー。忠誠術式の内容はますたーに危害を加えないっていうだけだよ。
私の感情も気持ちも、ますたーには縛られてない私だけの物」

そう…なのかな…

「一夏様。もし他の人間を信じられなくても私達だけは信じてくださいよ。
じゃないと私達のレゾンデートルが崩壊してしまいます。
もし一夏様が私達を信じず、私達を使わなかったら、式神として甦った私達はどうすればいいんですか?」

ああ、そうかい。わかった。わかったよ。

「お前らは俺の式神だもんな。お前らが俺を裏切るなんて、あり得ないもんな」

「そう。私達はますたーのイエスマン。だって止めるのは私達じゃなくて束たちの仕事なんだもん」

「カカ!モテるなユートピア」

「うるさいぞ奏。さっさとおろせ」

案外あっさりとおろしてくれた。

けど今度は両隣の橙と稲荷が腕を絡めていた。

「ますたー」「一夏様」

「どうしたいきなり…」

二人はずい、と俺の耳に口を近づけた。

そうして、囁くように言った。

「「新生にして転生にして厭生の吸血鬼ユートピア・クイーンパラドクス・グリップアンドブレイクダウン。
汝が生に歓喜せよ。汝が理想を創りだせ。
汝が矛盾を押し通せ。汝が敵を握って壊せ。
汝が僕は全てを捧ぐ。
結びし絆と契りが導き、我らを我らたらしめん」」

「やめんか!くすぐったい!」

二人を引き離す。

「つかなんだよさっきの!吸血鬼としての俺と契約でもする気か!?」

「「ばれたか…」」

「ばれるわ!」

むしろなぜばれないと思った!?

「ま、いいや」

「一夏様は一夏様だし、契約の再発行はなくてもいいかな」

お前らなぁ…

「かか!かかか!かかかかか!面白いなぁ!お前らは!俺様も退屈しなくてすみそうだ!」

もう勝手にしろ、と言いたい。

まぁ、俺も勝手にするけど。

side out











鈴の部屋には部屋の主と大柄な女がいた。

「ねぇ箒。いい加減『はなして』くれないかしら?」

「ん?どっちの意味でだ?」

「どっちもよ!」

箒は鈴のベッドに背を預け、あぐらをかいた膝の上に鈴を抱き込んでいた。

「いいではないか。ふむ。鈴はやはりいい匂いがするな」

鈴の首筋に顔を近づけ、すんすんと鼻を動かす。

「ひやっ!? やめなさいこの狐ぇ!」

「ふむ……そそるな」

「待ちなさいよアンタ何
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ