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ロボスの娘で行ってみよう!
第9話 論文提出 問題続出
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「小官がでありますか?」
校長が今度は話し出す。
「そうだ、卒業後はどちらかへ進んで貰う事になる、
それに伴いロボス候補生が申告していたエル・ファシルへの研修は却下された」

「了解しました」
「そうガッカリしないことだ、エル・ファシル等の辺境域防衛論文が未だであるようだが、他の6つの論文どれか1つでも十分に卒業資格を越えるほどだ」

「はぁ」
「資料ならば、統合作戦本部と宇宙艦隊司令本部に十分な物があるので、それを使えばいいのではないかな?」
「仰る事ですが、生の感覚を持ちたかったのです」

「エル・ファシルにいる人物からのレポートでは足りないのかな?」
「少ないのです、せめて小官が行けないならば、
誰か代わりに行って頂きたいのですが」
「うむ、確かにその位はしても良いかもしれない、どうだろう少将」

「確かに、エル・ファシルに対する論文も今後の帝国領近辺星域に対しての防衛などに役に立ちますからな、現地へ誰か調査に送るのも良いかもしれません」
「では、誰かを送ることを許可して良いか」

「閣下、その様にして良いかと思います」
「ロボス候補生、此で良いかな?」
「はい、その様にしていただければ幸いです」

「ロボス候補生、誰か送る人物を指定するかね?」
「少将閣下、閣下の所にいます、ヤン・ウェンリー中尉をお願いしたいのですが」
「ヤン中尉か、彼は優秀な人材らしいな」

「少々怠け癖は有るようですが優秀な人材です。シトレ閣下に叱咤激励されながら仕事をしていますよ」
「ほう、まあ人間何処かしらに欠点は有る物だからな」
「ヤン中尉なら今は役職には着いていませんから少々の出張ならば平気でしょう」

「校長閣下、少将閣下、ヤン中尉でお願いします。
出来れば5月前半には到着して調べて頂きたいのですが」
「判った、近日中にヤン中尉を此処へ寄越すので、その時必要な点を纏めて指示をしてやってくれ」

ロボス校長が残念そうな顔で話し出す。
「論文の内、帝国領侵攻作戦、イゼルローン要塞攻略戦、各種作戦案その傾向と対策及び遣ってはいけない作戦案は外部への閲覧が禁止される。

残りの補給線の面と線、帝国領近辺補給基地に対する考査、宇宙艦隊編成素案及び未完成ながら、エル・ファシル関係の論文は閲覧許可が可能な物に認定される予定だ。折角沢山書いたが閲覧禁止が出てしまい残念だろうが、此も国防に関わる事と思い諦めてくれ」

「少将閣下、質問宜しいでしょうか?」
「構わんよ」
「閲覧禁止は、全体でしょうか、それとも統合作戦本部と宇宙艦隊司令本部は可能なのでしょうか?」

「統合作戦本部と宇宙艦隊司令本部は閲覧できる事に成っている」
「それでは作戦案としては利用可能なわけですね」
「そうだ、あの作戦案を
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