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ロボスの娘で行ってみよう!
第67話 第6次イゼルローン攻略戦 4
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者も居るが、アル・サレム中将でさえも疑問の顔をし始めている。

「しかしです、万が一敵を攻めあぐんだ際、陸戦隊の救出が困難となります」
ある参謀の言葉にコーネフがさらっと応えた事で会議は更に紛糾した。

「突入させる陸戦隊は懲罰連隊を第1波として使用する。奴等なら死のうが捕虜になろうが我が軍に損失は殆ど無いからな、本来であれば同盟の屑である、ローゼンリッター連隊を捨て石として使うつもりであったが、役立たず者達はヴァンフリートの損害で参加が不可能だからな、それならば軍法会議で死刑を宣告された連中で編成された懲罰連隊を恩赦を餌に使えば、死にものぐるいで戦うだろからな」

「お言葉ですが、彼等も同盟市民ですぞ。現にロボス閣下のお母上は帝国からの亡命者です。その様な偏見は閣下の為にもなりませんぞ」
流石に言いすぎだと、アル・サレムすら意見し始めた。

「中将、貴官も今回の作戦には賛成したではないか。今更の変節は貴官の経歴に傷が付くぞ」
「閣下、人命を軽視する発言は厳にお止めください、閣下の見識を疑われます」
遂にホーランド大佐までコーネフを戒めるしまつである。

「これは総司令官たる小官の命令である、当初の作戦書に基づき作戦を決行せよ!」
参加者に有無を言わさずに、コーネフは総司令官としての命令権を楯に強制的に作戦を行う様に命じ会議を強引に閉会して自室へと戻ってしまった。

それに続いて、復仇の念に燃えて未だ勝てると踏んでいるアップルトン中将も旗艦プロテシラオスへと帰って行ったが、ホーウッド中将、アル・サレム中将、ホーランド大佐達は未だに会議室へ残って、どの様な幕引きにするか相談し始めていた。

その頃、ロボス元帥の婿だと疎まれたアッテンボロー少佐は大破したアイアースを任されて、工作艦により応急修理を行うべく後方星域へと後退している最中であった。
「まあ、ホーウッド中将に委任状は渡したから、後は何とかして貰うしかないな」

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