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終末世界に転生したら人造ゴリラだった件
第一訓 GORIRA,GORIRA,GORIRA
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[9] 最初
を仕掛けられている側だったのか!?

「エエエエエエエエエ!? ちょっと待ってください! 僕何も悪い事してないじゃないですか!!! なんでこんなゴリラと一緒に捕まらないといけないんですか」

「どうやらメガネの人格サブルーチンが故障しているようだ」

 プラスチックの男が真顔で言い放った。それに対し、新八君は顔面に蹴りを入れて強烈なツッコミをお見舞いしていた。

「メガネの人格サブルーチンって何だ! あんたらマジでいい加減にしないと本当怒りますよ!」

 銃撃。青色のレーザーが息吹を上げて黒い毛をかすった。俺と新八君は言葉を失い、口をポカンと開けて後ろを振り向く。レーザーで焦げた壁から生々しい煙が広がっていく。あれは玩具なんかじゃねえ。マジモンの銃だ……ってことはまさか、え? あれ? もしかしてこれ……ドッキリじゃねえのかァァァァ!?

「インスティチュートの敵は排除します」

「わああああああああ!!! 逃げろおー!!」

 俺達は走った。最悪の状況から逃げるために。










[9] 最初


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