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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第48話
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あ………」

「……エリゼ。」

「―――ごめんなさい。”あの件”は貴女も知らされていなかったそうだから、貴女にその件を持ち出すのは筋違いね。」

一方リーゼアリアが呆けた声を出して悲しそうな表情をしている中その様子を見たリィンは気まずそうな表情でエリゼに視線を向け、視線を向けられたエリゼは静かな表情でリーゼアリアに謝罪した。

「いえ………謝罪するのは私の方です。14年前の件といい、この前の件といい、私はお二人に本当の妹のように可愛がって頂いたのに、その恩を仇で返す事ばかりを……」

「アリア………」

悲しそうな表情を浮かべたリーゼアリアの言葉を聞いたリーゼロッテ皇女は心配そうな表情でアリアを見つめた。

「どちらの件もリーゼアリアの意志によるものではないだろう?……叔父さん達は”エレボニア帝国貴族”として当然の選択をしただけだ。」

「ですが……」

リィンの慰めの言葉を聞いてもリーゼアリアは申し訳なさそうな表情をしたが

「それに俺達にはこの言葉は俺の師匠の一人からの受け売りなんだが………。『人は様々なものに影響を受けながら生きていく存在だ。逆に生きているだけで様々なものに影響を与えていく。それこそが『縁』であり―――『縁』は深まれば『絆』となる。そして、一度結ばれた『絆』は決して途切れることがないものだ。遠く離れようと、立場を(たが)えようと何らかの形で存在し続ける……』、という教えを受けた。その教え通り、俺達とリーゼアリアも14年前に『絆』で結ばれて、色々あってお互い縁遠い存在になったがこうしてまた復縁する事ができたんだ。だから、そんな事は気にするな。」

「……ぁ…………」

優し気な微笑みを浮かべたリィンの言葉を聞くと呆けた声を出した。



「ふえっ?そ、その言葉って確かヨシュアお兄ちゃんがエステルお姉ちゃんと一緒に戻って来た時にカシウスさんがヨシュアお兄ちゃんに教えた………」

「フッ、彼もカシウスさんの”弟子”の一人でもあるから、カシウスさんから『絆』についての教えも受けているのさ。」

「カシウス………――――リベールの英雄――――”剣聖カシウス・ブライト”がそのような教えをリィン教官に……」

「ちなみにカシウス・ブライト少将は”風の剣聖”の兄弟子でもあります。」

「ええっ!?ア、アリオスさんの……!?」

『『縁』は深まれば『絆』となる。………遠く離れようと、立場を違えようと、一度結ばれた『絆』は決して途切れることがないもの』、か。フフ、いい言葉ね。」

一方リィンが口にした聞き覚えのある言葉に首を傾げたティータに静かな笑みを浮かべて答えたオリヴァルト皇子の説明を聞いたクルトは目を丸くし、オリヴァルト皇子の説明を補足したアルティナの話を聞いたユウ
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