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ドリトル先生と和歌山の海と山
第十二幕その九

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「学問に人生に」
「幸運もあるので」
「ご期待下さい、ではまた高野山に来られたら」
 その時はというのです。
「お会いしましょう」
「それでは」
 夢の中で空海さんに笑顔でお別れの挨拶をしてです、先生はここで目が覚めました。そして朝御飯を食べながらです。
 皆にこのことをお話するとです、まずはトミーが言いました。
「そうですか、それはですね」
「空海さんは本当にね」
「今も生きておられるんですね」
「魂はね」
「そうですね、そして」
 さらにお話するトミーでした。
「先生は運勢もですね」
「とてもいいとあってね」
「良縁もですね」
「空海さんに言ってもらってもね」
 まさにあの人にでもというのです。
「こればかりはね」
「信じられないんですね」
「とてもね」
 それこそというのです。
「ないよ」
「いや、空海さんの言われた通りですよ」
 トミーは納豆をかけた御飯を食べつつ先生に答えました。
「先生には良縁がです」
「あるんだね」
「絶対に」
「そうかな」
「僕もそう思いますよ」
「というかない筈ないよ」
「そうそう」
 動物の皆も言います、一緒に御飯を食べながら。
「それはね」
「先生は気付いていないけれど」
「すぐそこにあるよ」
「ちょっと見ればわかるから」
「私達いつも言ってるけれど」
「もうそれでね」
「空海さんの言ったことがわかるわよ」
 こう先生に言うのです。
「まさにね」
「もうそれだけでね」
「先生は本当に良縁があるから」
「期待していてね」
「というか流石空海さんだね」
 老馬はしみじみとして言いました。
「本当に」
「そうだね、人相見も出来るなんてね」
「噂通りの方ね」 
 チープサイドの家族も思いました。
「天才っていうだけあって」
「凄いね」
「まあそれ位はかな」
 こう言ったのはチーチーでした。
「先生から聞いたお話を聞くとね」
「それ位は出来る人ね」 
 ポリネシアも空海さんについてはこう思うのでした。
「あの人は」
「それで人相見位はってことだね」
「そうだね」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「普通に出来る」
「そうなるね」
「その空海さんが太鼓判を押すなら」
 まさにと言ったダブダブでした。
「私達も嬉しいわ」
「よし、じゃあね」
 今言ったのはホワイティでした。
「先生もアタックだね」
「幸いプレゼントもあるし」
 ジップはないなら買ってと言うつもりでした。
「それならば」
「よし、じゃあね」
 トートーも言います。
「先生今日は学校に励んで行こうね」
「そうそう、学校に行って」
 ガブガブもわかっています、先生と違って。
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