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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第260話 食後は運動を
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魔法破壊(スペルブラスト)についてを説明した。

 最初は偶然だった。大型アップデートでソードスキルを実装された時、属性攻撃も同じく解放された。魔法に負けない程剣技にも多彩な属性。 
 魔法同士の打ち合いで相殺されるのは誰もが知る所で、なら魔法属性を持つソードスキルならどうなるのか? と考えに至って実戦を重ねて習得。リュウキに関しては、伝説級武器(レジェンダリーウェポン)ティル・ヴィング。扱い方こそ最も難しい武器の1つだが、使いこなす事が出来れば、魔法を防ぐ事も弾く事も出来るから。

 どっちもやり方も同じなのが等しく難易度が高いとの事だ。他のメンバー、十分歴戦の猛者と言って良い元攻略組のメンバーが直ぐに匙を投げた程だ。

「―――と、言う訳だ。大体判ったか?」
「補足すると、両手剣のソードスキルは 単発系が多いから、少々難しいと思うぞ」

 ジュンは両腕を組んで目を瞑っていた。イメージトレーニングでもしているのだろう。 

「ふむふむ、ほうほう。よっしゃ! ソードスキルで中心を、だな! なーに、リュウキ。両手剣は確かに連撃系が少ないけど、無いって訳じゃないからいけるって!」
「ま、確かに。ふふ、ジュンなら簡単にやってしまいそうだな」

 ジュンの実力はリュウキもよく知っている。
 いや、ジュンだけではない。スリーピングナイツの全員が一騎当千の猛者。その頂点がランやユウキである事には間違いはないが、他のメンバーも何ら遜色ない。各々の持ち味を活かしているのに加えて、連携も完璧で隙が無い。仮に、1パーティーのチームワークを競う大会の様なのがあれば、軒並み掻っ攫っていきそうだと思える程だから。

 だが―――それでも、流石にどうかと思うのは次だ。

「おーい! ノリ! 酒飲んでるとこ悪いけど、いっちょ頼むわ!」
「あん? あー、まほーね。OKOK」

 顔を赤くさせながら先程まで 同じく酒豪に分類されるサクヤと飲んでいたノリは、会話を聞いていた様で、意気揚々と立ち上がった。
 そして魔法の詠唱に入る……。

 その魔法は、炎の系譜の魔法《フレア・ボムズ》。

 完全追尾の強力な炎のホーミングだ。それに弾数も多く、こんな近接で撃ち放ったらどうなるのか…… 言うまでもない。

「お、おいっ! 流石にそれは無理だって! それに練習するならもっと弱い魔法でやらないt「もう無理だ、キリト」って、え?」

 リュウキがキリトの肩をぽんっ、と叩いた。

「……あのテンションのあいつらを説得するのは無理。特にノリ、飲んでたみたいだし、尚更無理」
「あ、あー……」

 想う所があるのだろう。キリトも早々に諦めた。



 そして その数秒後の事――――結果は勿論、ジュンは |綺麗な炎《リメインライ
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