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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第35話 白熱、球技大会!忍び寄る聖剣の影!
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 パーンと大きな音を立てて花火が上がり空に綺麗な模様を描きました。球技大会の始まりを知らせる花火を見ながら私は隣に立っていたイッセー先輩に話しかけました。


「いよいよ球技大会が始まりますね」
「そうだな、でも去年と比べると加減するのが難しそうだ。軽い動きをしても他の奴らを凌駕する動きになってしまうからな」


 先輩は超人的な身体能力を持っているので2%程の力に抑えても一般人を凌駕してしまうんですよね。でもそれは私たちも一緒で短期間で成長した代償なのか力を加減するのが難しくなってしまっていたんです。


(まあデビル大蛇やらGTロボやら全力を出しても危ない奴らを相手にしてきた反動なのか力を抑えるのが難しくなってしまっていたんですよね……)


 ただ力を振りかざしているだけじゃ意味は無いしある意味これも修行の一環だと思えばいいですね、でも一般生徒に怪我をさせるのだけは控えないといけませんね。


「先輩はクラス対抗戦の競技は何ですか?」
「2年は野球だったな、1年は確かバレーだったか?」
「はい、私たちはバレーです」
「そっか、まあ程々に力加減をしてやってくれよ。テンションが上がると無意識に力を出してしまう事があるからな」
「クスッ、もしかして体験談ですか?」
「恥ずかしながらそうなんだ、まあ小猫ちゃんなら大丈夫か」


 駒王学園は学年ごとに5クラスに分けられています、クラス対抗戦は同じ学年と一試合ずつして勝ち数が多いクラスが優勝になります。私はイッセー先輩と別れた後に体育館に向かいクラスの皆と合流しました。


「あ、塔城さん。丁度良かった、もうすぐ試合が始まっちゃうから呼びに行こうと思ってたんだー」
「そうでしたか、心配かけて申し訳ございません」
「そんな、気にしなくていいよー。だって大好きな兵藤先輩とお話ししていたんでしょ?とっても楽しそうだったもん」
「見ていたんですか……あの、このことはあまり他の人には……」
「言わないよー、二人が恋人同士なのは秘密だもんね」


 私に声をかけてきたのはクラスでも比較的仲のいい友人でした。彼女は私とイッセー先輩が付き合っていることを知る数少ない人物です、最初は驚いていましたが直に祝福してくれました。流石にアーシアさんや朱乃先輩もイッセー先輩と関係を持っているとは言えませんので彼女は私だけがイッセー先輩の恋人だと思っています、まあ普通はそうなんですけどね。


 暫くしてクラス対抗戦が始まりまずは私のクラスじゃない他の2クラスが試合を行っていました。クラス対抗戦は全員が絶対に一回は試合に出る決まりになっているのでチームはバラバラに決められており私は2試合出ることになっています。ようやく私の出番が来たので試合に出
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