暁 〜小説投稿サイト〜
麗しのヴァンパイア
第四十話

[8]前話 [2]次話
第四十話  リーダーの言葉
 梨花はクラウンのメンバー全員を昼休みに校舎の屋上に集めてだ、そのうえでクラウンの話をした。
「さて、それでね」
「うん、今からよね」
「時間がある時にだけれど」 
 華奈子に真剣な顔で話した。
「作詞作曲してね」
「編曲もよね」
「やってね」
 そうしてというのだ。
「進めていくけれど」
「それでもなの」
「そう、やっていきましょう」
 こう言うのだった。
「皆でね」
「そういうことでね」
「まあ色々とね」
 梨花はメンバーの顔を見回しつつあらためて言った。
「時間も取れないかも知れないけれど」
「それでもよね」
「そう、少しずつでもね」
 時間は取れなくともというのだ。
「やっていきましょう」
「そういうことでね」
「まあ今のところは」
 梨花は考える顔でこうも話した。
「時間があるけれど」
「それでもよね」
「順調にいくかどうかはわからないし」
 いざはじめてみないと、というのだ。作詞作曲はだ。そして編曲もだ。
「もうね」
「そこはやってみないとね」
「前は順調にいけたと思うけれど」 
 前回の作詞作曲の記憶を辿っての言葉だ。
「これがね」
「どうもよね」
「うん、けれどね」
「まずはやってみる」
「華奈子ちゃんの言う通りでいいと思うわ」
 考えるのもいいがその前にというのだ。
「そうしていきましょう」
「そういうことでね」
「もうやってみる」
「これに尽きるわね」
「ええ、じゃあとりあえず今は」
 またメンバーを見回して言う梨花だった。
「はじめましょう」
「そういうことでね」
 他の面々も笑顔で応えた、こうして七人全員で新曲を作っていくことにした。まずはやってみようと決意して。


第四十話   完


                2018・4・4
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ