暁 〜小説投稿サイト〜
オズのトロット
第十幕その四
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「楽しくやるんだ」
「そうしたパーティーですか」
「そうだよ」
 バド王はカルロスに笑顔で答えました。
「珍しいパーティーだね」
「はい、確かに」
「そしてそのパーティーをね」
「今からですね」
「楽しもうね」
「そんなパーティーがあるなんて」
「面白いね」
「そして今から」
「そう、一緒にね」
「皆で楽しもうね」
 こうしてです、皆で恐竜そして街の人達と遊びはじめました。皆は恐竜とお話をしたりその大きなお身体の上に登ったりしてです。
 遊びます、カルロスはバド王とフラフ王女と一緒にスーパーサウルスの頭の上に乗ってそのうえでなのお二人に尋ねました。
「あの、お二人は最初は王様や王女様じゃなかったんですね」
「うん、そうだよ」
「色々なことがあってね」
「それでなったんだ」
「今の王様と王女様にね」
「何かそうした人が多いですよね」
 カルロスはお二人のお話を聞いて言いました。
「オズの国には」
「オズマ姫もだしね」
 フラフ王女がにこりと笑ってカルロスに答えました。
「思えばドロシーだってね」
「お姫様にですね」
「色々あってなったわね」
「何度かオズの国にお邪魔して」
 そうしたことがあってです。
「お姫様になっていますね」
「この国は本当にね」
「冒険の末にお姫様になってますね」
「トロットもだし」
 トロットは今はプテラノドンの背中に乗ってお空を飛んでいます、その横にはキャプテンも一緒です。他の皆も恐竜や街の皆と一緒に遊んでいます。
「お姫様になったわね」
「冒険の末に」
「そして私達もね」
「冒険の末に」
「お姫様になってね」
「僕は王様になったんだ」
 バド王も笑顔でお話します。
「そうなったんだ」
「そうですよね」
「ただ、僕はね」
「王様というのは」
「オズの国で冒険の末になる人はね」
「ドウ一世がおられても」
「僕達位なんだよね」
 王様になった人はというのです。
「ウーガブーの国は王様でリンキティンク王もいて獣の王様がいても」
「何か王女様が多いですね」
「そうなんだよね、樵さんは皇帝だし」
「何かですね」 
 カルロスは首を傾げさせつつバド王にお話しました。
「王様と皇帝って違うんですよね」
「うん、これがね」
「実際にですね」
「全然違うんだ」
 バド王自身こうお話します。
「皇帝は王様の上にあるんだ」
「そうですよね」
「王様は一つの民族を治めてるけれど」
「皇帝は違っていて」
「複数の民族を治めているんだ」
「樵さんはウィンキー全体を治めておられるので」
「そう、ウィンキーには沢山の民族がいるからね」
 このことはカドリング、マンチキン、ギリコンも同じです。オズの国のこの大きな四国の中には非常に沢山
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ