暁 〜小説投稿サイト〜
こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第17話。変人の夏休み。後編。
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「う〜み〜だ〜〜!!」
「恥ずかしいからやめなさい!!」

姉ちゃんに怒られた。シロちゃんは苦笑いしている。去年まで一緒にやってくれてたのに・・・・大人になりやがって。

本日衛宮家は姉ちゃんが来た3年前から毎年恒例になっている海水浴に来ています。

姉ちゃんは泳ぐの得意。確かに泳ぐのは上手い。しかし、ここの海岸ではその真の実力を発揮できず・・・・

そんなに広い所じゃないしね。ここ。

俺は泳ぐより砂遊びのほうが好き。俺が本気で作った砂の城は毎年オブジェの如くそびえ立ち、ある意味観光スポットと化している。

子供じゃないのだよ。アーティストなのだ。

舞弥姉ちゃんと親父は姉ちゃんと一緒に海水浴。はたから見ると父、子、後妻さんである。・・そう周りのおばちゃん達が話していた。

・・・・そっとしておこうと思うんだ。

ひとしきり海水浴で楽しんだら、シロちゃんと釣りである。実はシロちゃん、大の釣り好きである。

なんて言うか・・テンションが違う。

「このかかり・・来たな!フィイイイッシュ!!」

2年前、俺がグラ○ダー武蔵を思い出してフィーッシュ!!っていってたらシロちゃんが真似した。

その後・・・・こんな感じである。

「フッ、今日は食い付きがいい。フィイイッシュ!!」

誰だよお前。可愛かったシロちゃんを返せ。

今日はこうなった経過と、普段のシロちゃんを知っている常連さんしかいなくて良かった。

去年は針の筵だった。周りの目線が痛い・・・・。シロちゃんが生き生きし過ぎて怒れない・・・・。

まさかこんなにハマるとは思わなかった。確かに釣れた時は快感だが・・・・。

スパイラル・キャストまでやらなくて正解だった。俺、よく自重したな。

釣りの結果は二人揃って結構釣れた。トラギス等数匹に、タコタコタコタコタコタコ。とりあえず今日はタコ祭りだ。

相変わらずシロちゃんはタコ釣るの上手いな。フィッシュフィッシュ騒いでも常連さんにあまり怒られないのはこの腕前にあるのだ。

ちなみに親父は姉ちゃんが暇だと愚図るので、舞弥姉ちゃんも含め3人で公園で遊んでいる。

親父。今日は子守りお疲れさん。帰ったら酌でもしてやるか。





「や〜ま〜だ〜!!」
「止めなさいって言ってるでしょ!?」
「山田!?山田さんやないか!?」
「・・・・少し黙りなさい。」
「イエス・マム!」

生命の危険を感じた。姉ちゃんの赤い眼がスッ・・と細まり、ゴミを見る眼に変わる。

・・・・怖い!!ちびりそうになった。お花つんできます。

今日は山登り。変わった岩がたくさんあると有名な山で、どうしてもみたくな
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ