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オズのトロット
第八幕その五
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「使節団としてね」
「わかりました」
 五人はトロットの言葉に頷いて皆でブロックの宮殿の中に入りました、その入り口には木人形の兵隊さん達がいました。 
 その兵隊さん達がです、トロット達を見て声をかけてきました。
「お久し振りですね」
「ようこそ」
「ええ、今日は使節団として来たわ」
 トロットは木人形の兵隊さん達に笑顔で答えました、どの兵隊さんも木の身体の上に紫の詰襟の軍服を着ています。
「女王さんからお話は聞いてるわね」
「はい、お聞きしています」
「来られたら是非お通しして欲しいと言われています」
 その通りだと答えた兵隊さん達です。
「ですからどうぞお入り下さい」
「そうさせてもらいます」
「それではね」
 トロットも笑顔で応えでした、そうしてです。
 皆は兵隊さん達に案内されて宮殿の建物の中に入りました、その途中にお庭を通ったのですがそのお庭もです。 
 おもちゃの草花でした、そうしておもちゃやぬいぐるみの蝶々や蜂、ハナアブやカナブン達が集まっていますが。
 ここでまたです、トロットが五人にお話しました。
「蜂は刺さないからね」
「蜂でもですか」
「刺したりしないんですか」
「そう、この国の蜂達もおもちゃだから」
 身体がそれで出来ているからだというのです、見れば木やプラスチックで出来ている身体をしています。
「だからね」
「それで、ですね」
「刺したりしないんですね」
「そうしたりは」
「そう、だから安心してね」
 刺される様なことはというのです。
「そうしたことは」
「じゃあああしてお花に集まっているところに行っても」
「一緒に観るだけでね」
「特に危なくはないんですね」
「そうよ、だから安心してね」
「おもちゃの身体で」
「針とかはないの」
 カルロスにまたこのことをお話しました。
「攻撃自体してこないから」
「蜂でもですね」
「だから後でお庭に出る機会があってもね」
「安心してですね」
「一緒に観ればいいわ」
 そうすればというのです。
「本当にね」
「わかりました」
 カルロスが五人を代表して頷きました、そうして皆で王宮の中に入りました、王宮の中の像も皆お人形かおもちゃかぬいぐるみで。
 飾られている武器もでした、それでキャプテンは言いました。
「平和でしかも楽しいね」
「そうですね、確かに」
「武器といっても使うものじゃなくてね」
「楽しむものだからね」
 それでとカルロスにお話するのでした。
「いいね、平和なオズの国だから」
「武器があってもですね」
「平和なんだね、おもちゃの国らしいしね」
 武器がおもちゃということもというのです。
「本当に、それとね」
「それと?」
「絵も見るといいよ」
「絵もですか」
「あれ
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