暁 〜小説投稿サイト〜
艦娘達と少し頼りない提督
着任〜艦隊合同作戦
鎮守府防衛戦〜夜の光には乙女が似合う〜
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襲撃十分前鎮守府内にて
「ねぇ〜榛名〜」
「何ですか?川内さん、トイレならあっちですよ」
夜の見回り中の2人は、関係のない会話をしながら巡回していた
「それにしても、江風ちゃんが1人で見回りに行くとは、あの子もここに来てから成長したのね」
川内は頷きながら
「あの子、山風が頑張ってるって話を聞いて自分も負けてられないってなったらしくて、来た頃は提督見て怯んでたあの子があんなにたくましくなるなんてねー」
榛名は苦笑いをしながら
「駆逐艦の子達から見たら、ここの提督は怖いですよ。特にあの人午前中何か凄く機嫌悪そうに見えるくらいですから。」
「でもさ、榛名は珍しかったよね。提督見ても特に驚くような反応しなかったしさ」
川内に質問されるように言われると
「何ででしょうね?昔、提督に似たオーラ出してる死神みたいな人を見たことあるからですかね?」
「いや、それ絶対提督だよ」
と、川内が食い気味にツッコンだ
「それにしても、今日は静かですね。いつもなら提督がアイスを食べたい人って放送流すんですけど」
「え、何それ私知らないんだけど」
「だって川内さん基本、夜の海域を巡回してらからじゃないんですか」
「そうかぁ、今までのところはさぁ、夜に騒ぐ奴が居るかって怒られたけど、ここの提督は夜に巡回を出させてくれるから、私にとってここは、最高の鎮守府だよ」
「それは良かったわね、私も同じよ」
2人が話をしていると、榛名の持っていた無線が鳴った
「はい、こちらは榛名と川内」
「榛名さん、聞こえますか?緊急事態です。我が鎮守府が、敵に強襲されます。現在アイオワさん達が食い止めていますが、敵の少数部隊が陸路からの侵入を試みているため、駆逐艦の艦娘達を空母と戦艦の寮に集めて下さい。」
「りょ、了解しました。」
榛名はそう言うと無線を切った
「ん?さっきの無線どんな話だったの?」
「鎮守府が深海棲艦に襲撃されているそうです」
「この辺りが静かなのはそれが理由かぁ、で、榛名はどうするの?」
「私は駆逐艦寮に行きあの子達を避難させます。」
「了解、じゃあ私は江風を探しに行ってくるよ」
川内はこの事態に動揺せず、平静を保っていた。榛名にはそれが何回も死線を人間の対応にも見えた
「川内、後は頼みますよ」
「分かった、これが終わったらまた、私の話を聞いてくれると嬉しいな」
「それって、世に言うフラグになりませんか?」
その言葉を川内は笑いながら
「こんなんじゃ、私は死なないよ。」
と、言いながら榛名の反対側へと走って行った。
「さて、私も頑張らなくちゃ」
と、自分に言い聞かせるように榛名は駆逐艦寮へ向かった。

〜近郊海域〜

アイオワとサラトガは未だに全員を処理できずにいた
「ねぇ、アイオワ今で何人捌いた?」
「んー
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