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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
平和ボケしている
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の流れてくる方向をさかのぼっていけば目的の湖には着くだろう。

「こちらの道をまっすぐ行けばよさそうだ。後は湖までたどり着いてそこで……簡単にいくのか?」

 俺はそこである物の気配を感じて俺はうめいた。
 若干離れているとはいえ、これに俺が気付かないのは、やはり一月という機関の間に平和ボケしてしまったということなのだろう。
 それにそのすぐそばで……。

「放っておくわけにもいかないな。人知れずにこの事件を処理し終えなければ。……一時間程度足止めできれば十分か?」

 俺はそう呟いて振り返り、魔法を使った。

「きゃあああああ」

 少女のかわいらしい悲鳴が聞こえる。
 騎士団に女の子はいたのかと俺は思ったが、店番の、俺があっていない子かもしれないと思った。
 立ち止まった俺を、木の陰で俺の様子を伺っているため、ちょっとねばねばするような蜘蛛の糸のような魔法でその場から動けないようにしておいたのだ。

 とりあえずその人物に俺は、

「無理に動くと服が破けるから気をつけてな。もっとも一時間程度で効果はなくなるから安心してくれ。それじゃあ!」
「! 待ちなさ……」

 そんな少女の声が聞こえたが、俺は無視をして走り出したのだった。
 

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