暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
235 結婚式
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同じく8月1日。場所はトテナム・コート通りにある24時間営業のカフェ。

僥倖(ぎょうこう)にもビルとフラーの結婚式でゼノフィリウスとアポを取り付ける事に成功したのだが、メインイベントである結婚式自体はどうにも完全無欠に成功したとは云えない結果に終わってしまった。

「ぜぃ…はぁーっ、ぜぃっ…はぁーっ」

その原因の一端は、目の前で捕縛呪文≠フ縄でみのむし≠ンたいになりながらぜいぜい、と息を切らしている男──≪死喰い(デスイーター)≫のソーフィン・ロウルだ。

フラーとビル結婚式はキングズリーから守護霊(パトローナス)≠ナスクリムジョール死亡、魔法省陥落≠ニ云う知らせのその数秒後に訪れた≪死喰い(デスイーター)≫の大群によって滅茶苦茶にされてしまった。

それからと云うものの、結婚式は荒れに荒れ、俺とアニーは一番マグルに詳しい>氛氓ニ云う事になっているハーマイオニーにトテナム・コート通りまで付き添い姿くらまし≠してもらい、まずはアニーに“透明マント”を被せ、とりあえず一息吐()こう≠ニ云う事でふと寄ったカフェでまたもや≪死喰い(デスイーター)≫に襲われた。

襲ってきた≪死喰い(デスイーター)≫は二人組で、一人はアニーが不意討ちで失神≠ウせたアントニン・ドロホフ。もう一人が、上述の──縄でがんじ絡めになり、みのむし≠ンたいになっているソーフィン・ロウル。

襲撃自体は“透明マント”を被ったアニーが無言≠フ失神術≠ナドロホフを不意討ちして、ロウルそんなドロホフに気を取られた時点で対処が終了していて、臭い≠ェ付いている訳でもない俺達三人を追跡出来た理由についてソーフィン・ロウルに拷も──もといOHANASHI≠オてみると、興味深いことが判明する。

「……ふーん、じゃあ本当に名前をいってはいけない≠チて事になったのか…」

「はぁ…はぁ…はぁ…。……そうだ…っ!」

「うるさい。アニー、ハーマイオニーやっておしまい」

「了解」「オッケー」


――“笑い続けよ(リクタス・センプラ)”!
――“笑い続けよ(リクタス・センプラ)”!


「ちょっ…もう語った──あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっ!!!」

「もう良いよ、二人とも。……おたくも情報の提供≠イ苦労」


――“麻痺せよ(ステューピファイ)”…“忘却せよ(オブリビエイト)”


拷も──もといOHANASHI≠フ方法はだが、許されざる呪文≠使った訳ではなく単なるくすぐり呪文≠アニーとハーマイオニーに使ってもらっただけだった。……笑い≠ニ云うのは存外と多大に酸素を使う。酸欠を起こさせ判断
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