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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
234 遺贈品
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の様にスクリムジョールの対面が空いていたので、こんちくしょうめ≠ニ内心でロンとハーマイオニーに毒を吐きながら二人の間に腰を下ろす。

スクリムジョールとは、ダンブルドア校長先生の葬儀の際、物別れで終わっていたので、「誕生日おめでとう」「どうも」と互いに済ますだけで、直ぐ様本題に入った。

「此度、君たち三人の前に姿を見せたのは他でもない。アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアからの遺言状に従って、君達三人へ≠ゥの故人からの遺贈品を贈与するためだ」

「ダンブルドアから!?」

「遺贈品ねぇ…」

「遺贈品──つまりは遺産…」

スクリムジョールからの言葉に、上からハーマイオニー、ロン、ボクの順で反応する。ダンブルドア校長先生とは対して交友の無かったハーマイオニーは驚き、ロンは知識≠ェ有るからかすんなりと受け止めている。

……ロンのリアクションからして、ダンブルドア校長先生からの遺贈品の贈与は原作イベント≠ニ見ていいだろう。

ボクは遺贈品の贈与にしても今更?≠ニ首を傾げかけるが、直ぐに保有可能期間≠ノついて思い至る。ダンブルドア校長先生が死んだのは6月30日。押収≠オたものは三十一日を超えると魔法省はその物品に対して保有出来る権利を失ってしまうとかそんなだったはずだ。

(……まぁ、魔法省にもいろいろ有るか…)

ダンブルドア校長の遺志を量りたかったのだろう≠ニ、ボクはそんな風に──ロンの様子を見る限りロンも納得出来たが、ハーマイオニーは納得しきれていないようで、スクリムジョールに噛みつく。

「大臣、今日これを持ってきたと云うことは三十一日間≠ニ云う期限が切れたからですよね?」

「その通りだ。ミス・グレンジャー。……若いのによく勉強している。将来は魔法法に関する職にでも就きたかったのかね?」

「違います。杖有れば小難≠ニ云うことで魔法法に関しても一通り勉強しておきました」

スクリムジョールは「ふん」と鼻を鳴らすと、それきりハーマイオニーとの会話を打ち切り、「ダンブルドアからの遺言状によれば君たち三人へ≠フ遺贈品となっている」と前置きしてから、傍らに持っていた包みをテーブルの上で拡げた。

………。

……。

…。

ダンブルドア校長先生からの遺贈品の受け取ったあと、スクリムジョールとは2、3すったもんだがあったが、取り敢えずスクリムジョールが去って──ボク、ロン、ハーマイオニーは遺贈品を持ち寄り、直ぐ様ロンの部屋集まっていた。

ボク達三人に対して<_ンブルドア校長先生から遺贈されたのは2枚の羊皮紙と一個のライター、そして1冊の本だった。

ライターは“灯消しライター”なる代
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