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ABULHOOL IN ACCELWORID
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「おはようございます黒雪姫先輩」

「あぁ、おはようハルユキ君」

学校近くの駅、ソコで俺と黒雪姫先輩は待ち合わせをしていた。

「その服、似合ってますよ」

「あ、ありがとう…うん…なんだ…その…照れるな…」

「妹にさんざん仕込まれましたので」

黒雪姫先輩の格好は黒いワンピースに紺色のニーソックス、肩からポシェットを掛けている。

「そ、そうか…」

真っ赤になって照れる黒雪姫先輩も可愛い。

ずっとずっと年上であるかのような落ち着きと妖艶さ、それと対極にある年相応の少女らしさ…

そのどこかチグハグな…一見矛盾している二つが混ざり合い、彼女の魅力となっている。

「そ、それで例の病院はここらどれくらいだ?」

と、まだ僅かに赤い顔で聞かれた。

「ここから…そうですね…50分ちょいって所ですかね」

「む?以外と遠いな…」

「東大付属ですよ。義体技師がいてさらにソレ専門の科がある病院なんてそうそうありませんしね」

「それもそうだな」

駅のコンビニで飲み物を買い、駅のホームへ向かう。

昔は"改札口"とか"券売機"なんて物が在ったと聞くがニューロリンカーが普及した今、そんな物は田舎しか無いだろう。

電車内は結構空いていた。

まぁ、通勤通学ラッシュは避けたしな。

あと一時間早かったら部活動生や会社員等でいっぱいだっただろう。

黒雪姫先輩がポシェットからケーブルを取り出し、俺に差し出した。

『俺もケーブル持ち歩こうかな…』

『その必要は無いぞ…それに君に持たせたら色々と面倒になる』

面倒?あ、あぁ…そういう…

黒雪姫先輩は俺がケーブル持ってたらチユとかと直結すると思ってるのだろう…

要するに…

『妬いてるんですか?』

「そ、そんな訳ないだろう!?」

黒雪姫先輩は思わず思考発声ではなく肉声で叫んだ。

近くに居た人がこちらを向く。

『あ、えっと…その…済まない…』

『いえいえ、からかったのは此方ですし』

『そ、そうか…』

そう言いながら、黒雪姫先輩は俺の鋼の左手に…傷付いた左手に、その手を絡めた。

『黒雪姫先輩?』

『い、いいじゃないか…私達は、その…恋人なのだから…』

「ふふっ…」

あぁ、この人はなんて可愛いのだろうか…

『何がおかしいのかね?』

『んー?やっぱり黒雪姫先輩は可愛いなぁ…なんて』

『とっ、年上をからかって楽しいのか!?』

『いえいえ、本心ですよ。なんならライアー・リビーラーでも使います?』

ライアー・リビーラーというのは違法ソフトの一つだ。

ライアー・リビーラーはその名の通りただの嘘発見器なんだが問題は他人
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