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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
ギルドにやってきた
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 検問所の人に青い印の描かれた紙を貰った俺は、言われたとおりにギルドに向かう。
 この町の周囲が森で囲まれているのもあるだろう、木で作られた家が多い。
 とはいえ、俺が現在歩いている道は四角い石が敷き詰められていて土の道よりはある行きやすい。

 そう思いながら周りを見回すと、活気のある町であるらしく馬車や人間が大勢行き来している。
 そして検問所を越えると、馬を止めておくような空間があって、そこから先は商店街になっている。
 雑貨のような店や、洋服の店から飲食店、八百屋といったようなものだ。

 後でこの世界の人達に紛れ込めるように服をそろえないといけない。
 髪の色は色々で、もちろん黒髪もいる。
 服さえ変えてしまえば、紛れ込めるはずだ。

「早めにギルドに行ってギルドカードを貰っておこう。……すぐ作成できるのか? そもそもこの世界はギルドカード制なのか?」

 そう呟いて俺は、そのギルドの登録に下手をすると何日もかかるかもしれないと気づいた。
 事前に検問所の人に手続きにかかる時間を聞いておけばよかったと俺は思うものの、後悔先立たず、振り返って先ほどの人達を見ると、すでに何人もの人が待っているようで忙しそうだ。
 とても聞ける雰囲気ではない。

「仕方がない、直接ギルドに言って説明を聞こう」

 そう俺は思って、歩き始めたのだった。








 ギルドの内部は明るく開放的な空間だった。
 主に四つのフロアに分かれていて、受付と、受付の人たちが億で仕事をする部屋の二つ、依頼などが張り出される掲示板、そして酒場だ。
 酒場は昼間から冒険者達にでにぎわっている。

 一部ランチメニューもあるので、そのうち利用してもいいのかもしれない。
 そう思いながら受付に向かっていくと、初心者登録の方はここで必要事項を記入してくださいといった紙があるのに気付く。
 そちらをまず先に書かないといけないが、異世界人の俺ができることは少ない。

 登録コーナーと看板が掲げられた受付に何人も並んでいるのを見ると、ある程度必要事項を書いてから並ぶ方が、受付の人の手間がかからないだろうと考えて、早速紙に必要事項を記入していく。
 この世界の文字が自動で読めると同時に、どうやら俺は自動で書けるようになっているらしい。
 この点も前の世界と同じで便利だった。

 意思の疎通には言語が効率がよく、けれどそれを一から覚えるとなると時間がかかる。
 だからこの能力は俺にとって都合がいい。
 俺はそう思いながら名前などを書き込んでいく。

 なぜか意訳で、カタカナで名前は記入くださいと書いてあったので、苗字を後にして、名前を前にし、間に点を一つ入れておく。
 そして一通り記入してから、すぐそばにギル
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