暁 〜小説投稿サイト〜
ロボスの娘で行ってみよう!
第30話 ローゼンリッター
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

風邪引きました、この後病院後に仕事です。

此方は何とか更新できました。

********************************************
第30話 ローゼンリッター

宇宙暦792年4月25日

■自由惑星同盟軍 第八艦隊旗艦ヘクトル大会議室

ヘクトル大会議室では第5次イゼルローン要塞攻略戦参加の各艦隊司令官、参謀長、参謀達、陸戦部隊長などが参集されダミーの最終作戦命令書が配布されていた。配布後に読み始めた者達から次々と唸り声や相談声が聞こえてきた。その中で陸戦隊であるローゼンリッター隊長リューネブルク達だけは宇宙艦隊司令部に対し、睨み付けるような目を向けているのである。

宇宙艦隊司令長官シトレ大将が発言する。
「今回の第5次イゼルローン要塞攻略戦だが、作戦書に有るように行われる。各人の忌憚ない意見を求めるモノである」

「司令長官閣下、小官提出作戦を採用して頂き光栄です」
突然一参謀の発言に参加者が顔を見る。
その男の名は、第十一艦隊第四分艦隊副参謀長ウィレム・ホーランド大佐であった。

ホーランドは自説のD線上のワルツを自慢げに説明するが、司令長官以下高級参謀達はロボス少佐のレポートが元々の作戦であるのにあたかも自分の説のように説明するホーランドを哀れむように見ているが、事前の話し合いで、ホーランドに作戦崩壊の責任を被せる予定なためにあえて無視していた。

つまりホーランド大佐は完全なスケープゴートであったが、普段の言動から他の参謀連中にも好かれてない為に敢えてリンチ司令官へ因果を含めて、第十一艦隊分艦隊副参謀長職へ叩き込んだのが真相であった。

「過去四度イゼルローン要塞の攻撃で要塞主砲の射程は判っています、そのギリギリのライン、私は此をD線デッドラインと名付けました、それを起点に敵艦隊をおびき寄せその隙にミサイル艦隊により、要塞主砲ギリギリに侵攻し死角からミサイル攻撃をするのです」

その話を聞く、リーファ達は雑談しながら、アホやアホが居ると話していた。
そう話しながら、確りと参加者の動向や言動を記憶していた。特にローゼンリッターに対しては完全に動きを見ながら、此からどう話をするかを考えていた。





会議終了後、リューネブルク大佐とヴァーンシャッフェ中佐が苦虫を噛み潰したような顔をして、旗艦ヘクトル内にあるローゼンリッター連隊代表者控え室へ帰ってくると、留守番をしていたシェーンコップ少佐が軽口を言いながら迎えに出てきた。

「連隊長殿、苦虫を噛み潰したような顔では女性にもてませんぞ」
「シェーンコップ、この作戦書を読めば判るはずだ」
そう言いながら、リューネブルクが作戦書を投げ渡してくる。

「ほう。どれ程のことが書いてあるのですか
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ