暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0007話
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のコースにするのかもう決めたのかと思ったんだ」
「にしたって、気が早くないか? まだ1年もあるんだぜ?」
「違うな。1年もあるんじゃなくて、1年しかないんだ」

 ユーリアの言う事も分かる。
 なにせ士官学校は基本的に1度コースを決めたら他へ移る事は不可能だ。
 いや、移れない事はないだろうけど基本的には専門科目を習うので、遅れを取り戻すのは非常に難しい。
 つまり、士官学校に入学した時点でその後の軍人生活が大体決まると言っても間違いない訳だ。
 もっとも、俺の場合は士官学校入学どころか幼年学校入学前に決まってるんだが。

「ま、それは人それぞれの考え方だな。あ、ちなみに俺はもう決まってる。パイロットコースだ」

 俺がそれを口にした瞬間、教室の中が一瞬静まる。
 ユーリアにしてもいつもの冷静な表情は消え、驚きに染まっている。

「学年主席のお前が、パイロットコース? 私はてっきり参謀コースか4軍コースに行くと思っていたんだが」

 まぁ、それは間違いではない。
 よく考えてみれば分かると思うが、パイロットは前線で命を張る仕事だ。それに対して参謀は戦場から離れた場所から指示を出すだけ。
 いや、参謀は参謀なりに色々と苦労はあるんだろうが端から見たらそんなもんだ。
 で、パイロットと参謀では圧倒的に参謀がエリートコース。将来の出世は決まっている。
 4軍コースっていうのは、地上軍・空軍・海軍・宇宙軍の指揮官養成コースとなる。
 こちらも将来のエリートコースだな。

「俺は元々バーニングPTでパイロットに憧れて軍人を目指したクチだからな。自然とパイロットを目指す事になるさ」

 苦笑を浮かべつつ、ユーリアに返答する。
 対外的に俺が軍人を目指す事になった理由はバーニングPTでパイロットに憧れてという事にしてある。
 まさか、地球連邦軍特別任務実行部隊のシャドウミラーにスカウトされて、連邦に反逆して失敗し、パラレルワールドに移動する為、なんて言えないし、仮に言った所で信じて貰えないだろう。下手したらそのまま精神病院行きだ。

「そうか、そう言えばそんな事を言っていたな」

 以前話した事を思い出したのか、ユーリアが納得した表情を浮かべる。

「そういうユーリアはどのコースにするか決めたのか?」
「ああ、私は宇宙軍コースだ」

 その言葉に俺は納得する。だって、ユーリアといえばやっぱりコロニー統合軍のトロイエ隊だろう。

「ま、俺達72期生の主席と次席の進路がもう決まってるようでなによりだな」
「ぬかせ、まだ私はお前から主席の座を奪い取るのを諦めた訳ではないぞ? くれぐれも油断しない事だな」
「油断、ねぇ」

 正直、前世知識やら小さい頃からの英才教育やらのアドバンテージがあって、
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