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ロボスの娘で行ってみよう!
第3話 クリスマスで苦しみます
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アッテンボローは完全にリーファに捕らえられた蝶々の様になっていた。
「まあ座りたまえ」
「はっ」

「所でリーファと付き合い始めてどの位になるのかね?」
「嫌だわお父さん、未だ健全なお付き合いだよ」
「はっ」

「まあまあ、アッテンボローさんも堅くならないで、家族になるかも知れないんですから」
いや家族には成りたくありませんとは、口が裂けても言えない状態である。
普段の伊達と酔狂で生きているのが嘘のように真剣な状態に成っている。

そして思ったリーファ先輩の戦略にやられたと。
食前酒が運ばれてきて、もうOUTだと知り飲むことにした。
「アッテンボロー君は士官学校の後輩らしいが、何故士官学校へ入ったのかね?」

「お父様、ダスティーのお爺様が730年マフィアと同級生なのよ、
それで768年のバタゴニア星域会戦で戦死してその意志を継いで軍人になったのよ」
「ほう、でお爺様のお名前は何というのですかな?」
ラザールの目が輝き、質問してくる。

アッテンボローは仕方なく答えることにした。
「母方の祖父なのですが。ダスティー・コッパーフィールドと言います」
「おお、あのコッパーフィールド提督のお孫さんか」

途端にロボス提督の機嫌が良くなる。
それ以前は新進気鋭のウィレム・ホーランド中尉とのお見合いを進めてきたのであるが、
アッテンボローの祖父が第2次ティマト会戦で活躍した事を知ると、
娘よ良くやったと喜び始めていた。

「コッパーフィールド提督には新米の頃にお仕えしたことがあってな。
良い方だった。そうか君が提督のお孫さんか」
ロボス提督は、しみじみと若い頃を思い出しているのだろう。

「まあまあ、ダスティーさんはお酒はいけるんでしょう」
マリーヤが朗らかに話してくる。
「はあ。嗜むぐらいなら」
するとシャルルがにこやかに酒をついでくれる。
「じゃあ飲んでくれ、妹を宜しく頼むよ」

考え込んできた、ラザールが真面目な顔をしてアッテンボローへ話しかけて来た。
「アッテンボロー君。私が言うのも何だが、娘は良い子だと思う。
此からも宜しくおねがいするよ。今度ご両親の元へお伺いしなければ成らないな」

慌て出すアッテンボロー。
「いえ、未だ両親には知らせていませんので、何れまたの機会に」
なんとか、誤魔化そうとしまくる。

「もう、ダスティーったら、恥ずかしがっちゃって」
リーファは知ってて、態とシナを作る。
「ダスティーさん、家族と思って家にも遊びに来て下さいね」

「アッテンボロー君。君のような青年がリーファの婿になってくれるのは嬉しい事だ、頼むよ」
ぐわー、リーファ先輩、規定の範囲ですか!
「お父さん、未だ私たち学生だし未成年よ、ダスティーが卒業するまで
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