暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第8章 日常編
魔法評議院ERA
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についてです。」

俺はその事をラハールさんから聞こうと考えた。
最初の依頼で、シャンディーのおかげでキョンシーを知れたから、
他の2つもよく調べた方がいいと考えたからだ。

「わかった。ここで話そう。」

ラハールさんはそう言ってくれた。

「とはいえ・・・氷の大陸について詳しくはわからない。
 最近新たらしくなったクエストな上、調査も行われていなからな。
 だが毒の島ついてだけなら話そう。」

毒の島だけか・・・まぁ、ないよりマシか。

「その島はかつては数十年くらい前は監獄島と呼ばれていた。
 その名前の通りに、囚人達を収容していた。」

「監獄島・・・。」

かなり意外だった。

「その島の所長は、魔法兵器と薬物の開発を専念していて、
 囚人達を人体実験させていた。
 当然、失敗のリスクもあり、多くの囚人が死んだ。
 我々評議院がそれを知り、
 すぐに所長を刑務官の剥奪及び拘束を行おうとした。
 だが所長は最後の実験を行い、結果、島は大爆発した。
 それと同時に毒の霧やガスが発生し、島全体を覆った。」

ラハールさんはそう説明してくれた。

「アレから時は流れたが、未だに島の状況は不明のまま。
 島には生物がいるという噂もあるが、疑り深いものだ。
 以上が私の知る話だ。」

「・・・わざわざありがとうございます。」

俺はラハールさんに礼をする。

「では早速、その島の近くまで行って見ます。」

「もう行くのか。
 近くに行くなら、昔、その島に向かう船を停めていた港がある。
 今はもう船もなく、整備もされてはいないが・・・」

「構いません。終わり次第、連絡します。では、失礼します。」

俺はラハールさんにそう言い、礼をする。
そして(エーラ)を出して、空へと飛んで行った。
次の場所の元まで。













「・・・いい加減出てきたらどうだ、ドランバルド。」

「気付いていたか。」

木の裏に隠れていたドランバルドに向かってラハールはそう言った。

「彼と何かあったのか?」

ラハールはドランバルトにそう尋ねる。

「・・・まぁ、色々と、な・・・・・・。」

ドランバルドは7年前の天狼島での事を思い出してしまう。

「・・・俺が出たら、アイツの仕事に支障が出ちまうからな。」

「・・・?」

ドランバルトの言葉にラハールは理解できなかった。


































夜・・・


「あの先に・・・毒の島があるのか・・・。」

俺は港にいた。かなり古い港
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