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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜白き魔女の新たなる軌跡〜
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ぞれ武装を構えたその時、突如閃光が走った!

「キャアッ!?」

「ッ!?」

突然の出来事にアルフィンが悲鳴を上げ、エリゼが驚いた後閃光が消え、閃光が消えた場所に旅用と思われる外套つきのローブを身に纏い、まるで雪のような白い髪を腰まで靡かせ、整った容姿を持つエリゼ達と同年代と思われる娘が倒れており、娘の傍には娘の所有物と思われる杖が落ちていた。



「この方は一体………?」

「状況を考えると”彼女” が転移魔術の類でこの場に転移してきたのだと思うのだけど……」

突然現れた娘にアルフィンは戸惑い、エリゼは真剣な表情で推測し

「―――いえ、意識を失っている様子からすると先程の転移術は彼女の意志ではなく、”何者かの意志”によるものでしょう。」

「問題はその”何者か”が何を考えてこの娘をここに転移させた目的だけど………あら?その娘の傍に落ちているのは……」

エリゼの推測をリザイラが訂正し、ベルフェゴールが娘が現れた事について考え込んだその時、ベルフェゴールがは娘の傍に落ちている杖に気づいた。

「”杖”……という事はまさか目の前の女性はエマさんと同じ”魔女”なのかしら……?」

「………とにかく、このまま放っておく事はできないから………――――ベルフェゴール様、お手数ですがこちらの方を私の部屋のベッドまで運んでください。リザイラ様はリアンヌ様にこちらの方についての報告をお願いします。」

「了解。」

「わかりました。」

娘の正体についてアルフィンが考え込んでいる中すぐに気を取り直したエリゼはベルフェゴールとリザイラに指示をし、指示をされた二人はそれぞれの行動を開始した。



〜20分後・エリゼの私室〜



「……ん……」

「あ……」

「――――どうやら目覚めるようですね。」

20分後ベルフェゴールによってエリゼの私室のベッドに運ばれた娘が目を覚ます様子を見たアルフィンが呆け、リザイラからの連絡を受けて宿舎に戻って来たリアンヌ分校長は静かな表情で呟いた。

「…………?え………どうして、私が生き返って……?それに貴方達やここは一体………?」

目が覚めた娘は起き上がると困惑の表情を浮かべたがエリゼ達に気づくと不思議そうな表情で首を傾げた。

「ここはエレボニア帝国の帝都近郊の町――――リーヴスにあるトールズ第U分校の専用宿舎の私―――――第U分校専用宿舎の管理人の補佐を務めるエリゼ・シュバルツァーと申します。」

「”エレボニア帝国”……?”トールズ第U分校”……??」

「えっと……貴女の名前は何と言う名でどういった立場の方なのでしょう?」

不思議そうな表情で首を傾げ続けている娘にアルフィンは戸惑いの表情で尋ねた。


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