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ABULHOOL IN ACCELWORID
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歓声があがり、そちらを向くとギャラリーが居た。

「戦闘機!?」

「飛行型デュエルアバターだと!?」

おーおー…盛り上がってるねぇ…

ガイドカーソルに従い、飛行する。

地面ギリギリの超低空飛行。

遠くからエンジン音が聞こえる。

アブルホールの高いエンジン音とは別の、ガソリンエンジンの音…

やがて正面にアッシュ・ローラーが見えた。

どうやらライダーキャラらしい。

「ヘーイ!ヘーイ!ヘイヘイヘーイ!」

と雄叫びを上げながらこちらに近付いてくる。

チキンレースもいいかもな…

「まぁ、そんなアホな事はせんが…」

GNバルカン…

パシュシュシュシュシュシュシュ!

赤い光弾が次々と吐き出される。

アッシュ・ローラーのバイクに光弾が突き刺さる。

「オォウ!ノォウ!」

怯んだ!

速度が落ちたアッシュ・ローラーに対し、こちらは加速をかける。

「チョットォ!待って!頼むぜウェイト・プリィィズ!」

知るか!

距離がぐんぐん縮まる。

100…90…75…55…30…5…

足を思い切り前に出す。

ガチャン!とロックが外れ、俺の足が展開された。

そして…

グゴキィ!と嫌な音を発てて、俺の高速の蹴りがアッシュ・ローラーの首をへし折った。

「俺様超アンラッキィィィ!?そしてテメェはロッティン!ヘェェェル!」

パシャン…

Rot in hell…英語で’くたばれ’と言い残し、アッシュ・ローラーはポリゴンと化した。

ウィナー表示が出て、俺のBPが117になっていた。

「バースト・アウト」

梅郷中の、校門。

戻ってきた…勝った…

「おい!やったなシルヴァリオ・アブルホール!
初戦で瞬殺とはやるじゃないか!」

「え、えぇ…まぁ…バイクじゃぁ戦闘機には勝てませんよ」

「それもそうか…おっと…いつまでも立ち話はアレだな…場所を…」

黒雪姫先輩はそこで言葉を止めた。

その視線の先…

「ハルを…どうする気ですか!」

そこには俺の幼馴染が仁王立ちしていた…

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