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SAO−銀ノ月−
「つまり、閃光師匠」
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フからも剣呑な雰囲気しか感じられない。少なくとも女性はキズメルという名前ではあるらしいが、アスナが想定していた人物ではないようだ。

「怪しい連中だ。正体を名乗らねば、捕縛することになる」

 そして指揮官の名を言い当ててしまったことは、エルフたちからは怪しい存在だと見なされてしまったようだ。逃げるか否か、アスナに目線で問いかけたものの、キズメルとやらが現れたショックからか判断が出来そうにない。

「待った待っタ! 味方だヨ!」

 ――プレミアの安全のためにも、一暴れする他ないかとショウキが決心した直後、キズメルという名のエルフとショウキたちの間に、一人のケットシーが割って入った。まるで喧嘩を仲裁するかのような立場で、ショウキたちには一瞬だけ、話を合わせロ――といった視線を送ってきて、またもやアスナが驚愕の声をあげた。

「味方だと?」

「アア。約束してた人族の戦士ダ」

「アルゴさん……?」

 ――鼠。それが今回の仕掛人の異名だった。

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