暁 〜小説投稿サイト〜
天体の観測者 - 凍結 -
リアスの心象
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
制的に実力を引き延ばされているのだ。
 生きるか、死ぬかの瀬戸際のラインをウィスの手によってギリギリにまで調節され、幾度も生と死の狭間を経験してきたのだから当然であるが。

 ウィス曰く、生物は死の淵から蘇る度に格段に強くなることができるらしい。

 そんなウィスは今自分達の前で教鞭を振るっている。
 そう、レーティングゲームにおける心構えについてだ。










「いいですか、リアス?油断や慢心、ましてや余裕が許されるのは圧倒的格上だけだけです。」

「リアスの貴族としてのプライドによる行動は勇敢ではありません。それはただの蛮行に他なりません。自身のプライドを語れるのは両者の力が拮抗している場合か自身が相手よりも格上の場合だけです。」

 ウィスはリアスが足元をすくわれないように強く指摘する。

「勘違いしているのならばこの際はっきり言っておきます。対等な勝負とは力が拮抗している相手とでしか成り立ちません。実力差がかけ離れている者同士でいくら公平な戦いだと言ったところで何も対等になどなりはしません。見せかけだけだです。」

「現時点でライザーに対して対抗できる可能性を秘めているのはリアスと朱乃の2人ですね。レーティングゲームではこの2人を中心に戦略を立てることが必要です。」

「修行の結果次第では一誠の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を遣うことも戦略に組み入れることも覚えておいてください。」

「そして相手の弱点が分かっているのならばそこを突くのが戦いの鉄則です。悪魔の弱点である聖水と十字架を最悪の場合は躊躇することなくジャンジャン遣いましょう。相手には容赦する必要はありません。」

 そう、敵を見つけ次第サーチアンドデストロイだ。

「名誉や名声は後でいくらでも結果次第で帳消しにできます。今回リアスたちが第一目標とすべきなのはレーティングゲームの勝利です。」

「例え相手に卑怯だ、卑劣だと言われようが今回は勝てば良いんですよ。」

 それで文句や難癖をつけてくる奴がいるならば自分が力技で黙らせるだけである。

「そもそも今回のレーティングゲームの条件が公平ではありません。リアス達は未だ眷属の数は足りず、実践経験も不足しています。対するライザーはレーティングゲームの経験も豊富であるのと同時にフルメンバー、加えてライザーは不死という面倒な能力も有しています。」

 こんなレーティングゲームなど唯の出来レースに他ならない。

 時間を遡り、此度の騒動の背景を調べてみるとどうやら魔王の一人であるサーゼクス・ルシファーが兄としてリアスを秘密裏に手を貸していたことが分かっている。
 義姉であるグレイフィア・ルキフグスも可愛い義妹であるリアスを救うべく奔走していることも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ