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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘とUSJ編
NO.013 USJと敵
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…」

そこで口ごもる出久にみんなは不思議そうな顔をしながらも、

「緑谷。その特殊な能力ってなんなんだ?」
「うん、切島君。そのね? 猫と会話ができるの……」

出久が恥ずかしそうにそう言うと何名かの瞳が光ったような気がした出久だった。
特に相澤が聞き耳を立てていて密かに身体を震わせていた。

「デクちゃん! それって、もし猫さん達に頼めば触らせてもらえるのかな!?」
「うん。何故かは分からないけど今まで出会ってきた野生の猫さん達って必ず僕の言う事は聞いてくれたんだ。だからもし猫さん達に協力を仰げばその町の猫さん達の情報網ですぐに探し物とか見つけられるね」
「「「「ほー……」」」」

それで感心する一同。

「緑谷さんのその個性は優しいものなのですね……少しだけ羨ましいですわ」
「出久ちゃん、もしかして猫達にとっては憧れの存在になってるんじゃね?」
「いわゆるアイドルという奴か……」

そんな感じでみんなの個性も紹介していく中で爆豪の力も強いよなって会話になったのだが、はっきりものを言う蛙吹の、

「爆豪ちゃんてキレてばっかだからあまり人気でなそうね」

という発言で当然爆豪はキレていたが、それをみんなが面白おかしくからかっている光景を目にして出久は思った。

「(かっちゃんがいじられている!? さすが雄英!)」と。

それからなんとか気分を落ち着かせた相澤の言葉で到着する事になったので敷地内に入っていく一同。
入った敷地内はなんと、

「すっげーーーーー!!! USJかよ!!」

そこにはあらゆる災害現場が再現されているエリアがあった。
そこにはスペースヒーロー『13号』の姿があった。

「ここは水難、土砂災害、火事その他の場所を再現した演習場……名付けて『(ウソの)(災害や)(事故ルーム)』です」
「「「USJだったー!!」」」

あまりにも安直なネーミングにほとんどの者が叫んでいた。
だけどみんなの関心は13号に集まっていた。
特に出久は当然としてお茶子はファンらしく、

「スペースヒーロー「13号」だ! 災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わー、うちの好きな13号!」

各自でテンションが上がる中、相澤はあることを尋ねた。

「13号、オールマイトは? ここで待ち合わせるはずだが……」
「それがですね、先輩。通勤時間に制限ギリギリまで活動したみたいで……」

13号はそう言いながら指を三本立てる。

「仮眠室で休んでいます」
「不合理の極みだな、オイ。……仕方ない、始めるか」

それで13号がみんなの前に立って話をし出す。

「えー、始める前にお小言を一つ二つ……三つ……四つ……」

(増える……
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