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ゲート自衛隊 超化学提督物語
基本的に異世界や並行世界介入はトラブルの元です!
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「私はアンドロイドですから」

「やっぱ可愛くない」

広大な勢力圏を誇る銀河系の星間大国である銀河連邦。地球世界からすれば外交や国際情勢を理解してない野蛮な行為だが、彼らは基本的に一惑星に対する利益など大した利益にもならないので基本的に無視していた。無論、並行世界という事もあり、銀河世界との歴史の違いに興味はあるが、基本的にそれだけであり、ゲートとの間にある空間が安定するまでゲートの封鎖は延長されていた。そのため、地球世界に対する方針は基本的にその辺境宇宙担当であるタロウに任されていた。

そのため銀河連邦政府の基本方針を伝えて各国の抗議や要求に対して対応するタロウは悲鳴をあげていた。

ーーー。

日本 首相官邸

時間の流れは戻る。伊丹は自分の世界に戻って数日は事情聴取が行われ、その僅かの間に彼が生で見た銀河連邦の銀河世界に対する資料を提出するように求められた。首相である北条を中心に日本の重要なポジションにいる議員や陸海空の高級士官クラスの人物たちは改めて銀河世界に対する非常識な存在だと理解させられた。

「本当に何度目かは知らないが、本当に規格外な世界だな」

「ですが総理。我々にとって非常識でもあの世界においては常識なのですよ」

「わかっている。だが、あの世界の歴史を知ると……我々も笑っていられないな」

伊丹より書かれたレポートに銀河連邦設立の基礎となる地球世界にとっては自分達にはあるかもしれない
未来。そして銀河世界には過去に起きた出来事の資料であった。無論、細かい所まで書くとキリがないで伊丹は銀河世界にとって歴史的分岐点となった重要な歴史的情報を書いて提出した。

だが、ダイジェスト版の銀河世界の歴史本であったが各国を驚愕させる内容には違いなかった。

ーーー。

西暦 2028年。ついに人類は地球全土を巻き込んだ核戦争に発展する。この戦争は地球全土に対して核兵器が各国に集中。これにより地球全土の総人口は九割に減る。わずか一日でこ九割の人口が減り、そのあとは二週間ほどの全世界に各国とも局地的な戦闘が続いて戦争は終結する。これが後に第三次世界大戦、または二週間戦争と称される。

西暦 2102年。戦争は終結したが、しかしそれでも各国とも二週間戦争の影響により各国の政府機関は壊滅し、国としての機能を失い無政府状態が続き、インフラも壊滅し、生存権をめぐって各地で略奪や盗賊による問題が続出した。この無政府状態を危惧して各国は主権国家という体制を捨てて統一政府を構築しようと考えた。皮肉にもかつて総人口80億以上もいた人類の総人口が3000万まで失ってデカい代償を得て統一政府地球連邦が設立された。

西暦 2106年 地球は急速に復興を果たす。一世紀ちかく続いた戦乱の世から復興の時代に
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