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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第256話 この場所から始めよう
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声を殺しながら笑う明日奈とその肩のユウキ。いつまでも 笑って見ていたかったと言うのが本心だけど この辺りで助け船を出す事にした。
「リュウキくんこそどうしたの? こっちはリュウキ君の家とは正反対の筈だけど」
『あははは。ボク達の後を付けてきたのかなぁ〜? リュウキってば、現実の
隠蔽
(
ハイド
)
スキルも凄いんだねー』
ただただ疑問に思った明日奈と悪戯っぽくいうユウキ。リュウキはそんな2人に苦笑いをしつつ、頭を掻いて答える。
「なんでだよ。そんなストーカーみたいな真似しないって。それにオレから声かけただろうに」
『あははははっ、じょーだんだよっ。でもさー ちょーーっとあまりにタイムリーだったからね?』
「ん? タイムリー??」
ユウキの言葉に疑問符を浮かべていたリュウキだったが、直ぐに2人がそれの妨害に入った。
「わーーっ! リューキくんっ!! え、えと お姉ちゃんの言う通りだよっ! どーしたのっ!? こんなトコで!」
『そ、そうですよー! りゅ、リュウキさんはお仕事が忙しいと聞いてますっ! 大丈夫なのですかっ!!』
息の合った掛け合いをする玲奈とラン。
後ろで ふふふっ、ニシシ〜 と笑う明日奈とユウキ。
不思議な事に4人がこの場にいる様に見えてしまう。きっと、それは気のせいなんかじゃないんだろう。近い未来。こんな風に皆でここを歩いている。笑顔で話しをして、時には今みたいにリュウキにはよく判らない騒動を起こしていて、そんな未来が視えた気がした。
「……ちょっと用事があってな? んー。でも、もう此処には4人ともいるし……。別にもう……」
「ん?」
「なになに?」
後半部分が声が小さくなっていくリュウキに少々気になった様で、明日奈も玲奈も首を少しだけ傾けていた。
そんな時だ。声が聞こえてきたのは。
「隼人くーん。ごめんごめん。ちょっと遅れたよ……。ってあれ? 明日奈さんに玲奈さん?」
早歩きで駆け寄ってくる人物が1人。いつもの白衣姿ではなく、今は紺色のスーツに身を包んでいて、一瞬誰だろう? と思ったのだが その顔を見たら直ぐに判った。
「「あ、倉橋先生?」」
『ほんとだー。せんせーまで。どうしてここに??』
『えと、確か先生のお家も反対方向だったと記憶してますが……(ひょっとして、私達のお家に用事が……? でも何かあった………かなぁ?)』
主治医である倉橋だった。
リュウキと倉橋の2人が一緒にいる事事態は別段珍しい事ではない。あの世界の医学界の権威たちが集った日から特に2人はよく話をしている事があるから。内容はとても難しく、判らない事をそれとなく調べる事でどうにかついて行けるレベルの話。主に医療関係の事が中心だった。
ランは倉橋が来た理
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