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ゲート自衛隊 超化学提督物語
各国は大混乱です!
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日本はこうして銀河連邦という強大な国家に対して頭を悩めながらも、銀河連邦に対する対策を練るのであった。だが、日本以上に混乱していたのは同盟国のアメリカであった。今回の騒動で一番の衝撃を受けたのは世界の警察を自他ともに認めるアメリカであったのだ。

アメリカ ホワイトハウス

「銀河連邦政府は留学生派遣を受け入れないと?」

アメリカ大統領であるディレルは、現在ホワイトハウスに集まっている政府・議会・軍部の主要メンバーを集めて会議をしていた。はじめは門のオーバーテクノロジーをどの国よりも早く手に入れる為に日本に対して恐喝的な外交をしようと決定したばかりであったが、事態は予想もしない方向に進んでいた。そう、門より現れた銀河連邦というアメリカ……いや地球が一致団結しても敵わない銀河系を勢力圏に収めている星間国家が現れて事態は変わったのだ。これによりアメリカでは緊急会議を開き、突然と表れた銀河連邦という勢力にたして情報を集めた。

まだ、日本経由からの情報であるため細かな情報まで入手できていなかったが、しかし銀河連邦という勢力は銀河系という広大な宇宙を中心に活動している強大な星間国家であり、軍事、経済、技術というあらゆる分野において地球を遥か上をいってる勢力であることは判明していた。初めはアメリカが軍事力で敵わないとわかって議会はパニックとなったが、しかしすぐに冷静さを取り戻してすぐに銀河連邦の技術を入手しようと日本に臨時的に設置された代表部に滞在している政治家と交渉したが結果はアメリカや各国が思った成果を上げられなかった。

「はい。現在もアメリカや各国の留学生受け入れを認めるつもりはないと」

「では大使館開設は?」

「こちらも同じです。日本に置いてある代表部だけで特に外交は問題ないと」

「何故だ!銀河連邦はどうして積極的に我がアメリカ合衆国と友好を結ぼうとしない!彼らも並行世界とはいえ分かっているはずだ!地球の政治の中心にいるのは我がアメリカ合衆国だと!!」

ディレルは銀河連邦の対応に対して不満を爆発させた。銀河連邦の技術力は地球を遥かに上回っており、宇宙技術に対しても大規模設備を必要とせずに宇宙に上がれる事ができる宇宙船に、SF映画でしかないと思われた宇宙のあらゆる場所に移動可能なワープ技術。そして未開拓な惑星を短期間で開発可能なテラフォーマー技術といった各国の誰もが欲しい技術を銀河連邦では当たり前のように保有している。それが判明してその超技術を目当てに、アメリカは勿論、各国とも技術提供を要求した。しかし銀河連邦政府は地球各国の要求を拒否。無論、各国とも粘って交渉しているが未だに成果はなかった。


「閣下。あまり考えたくありませんが、銀河連邦は地球に対する影響力は興味がないと思われます」

「どういう事だ
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