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転生とらぶる
番外編066話 if ゲート編 02話
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バッタを始めとした、俺達が持つ技術力に興味津々な訳で……
 しかも日本が強気に出られない理由としては、この世界の日本はアメリカや中国を始めとして国内で好き勝手に動いている、属国……いや、むしろペットと呼ぶべき存在に等しい。
 ぶっちゃけ、日本と交渉するよりは門世界の国を属国にしてそこから旨みを得た方が手っ取り早いとすら思った。
 それでも、一応日本という国は俺達シャドウミラーとは色々と関わりが深いという事で、交渉を続け……その末に妥協というか、寧ろ俺達シャドウミラーが具体的にどのような存在なのかが分からないという事で、政府の役人をホワイトスターに招待する事になった。

「そして、彼が護衛隊を率いる伊丹二等陸尉です」
「……護衛隊、ね。特に必要があるとは思えないけど……エザリア?」
「仕方がないわ。向こうにしてみれば、ホワイトスターというのは初めて行く場所なんだもの」

 狭間の言葉にエザリアに視線を向けると、あっさりとそう返される。

「それに、私達が何をどう言ったところで、結局この門世界の日本がシャドウミラーをどういう存在と認識するのかは、実際に自分の目で見て貰った方が早いわ」
「……それは否定出来ない、か」

 だが、政府の役人に視線を向けると、そこではかなり緊張した様子の30代程の男の姿がある。
 そして役人の側にいるのは、伊丹とかいう護衛なのだが……こっちは寧ろ、わくわく感が止まらないといった風に見える。
 本当に大丈夫か?
 そんな風に思った俺の視線を感じたのか、狭間は小さく咳払いしてから口を開く。

「こちらの伊丹二等陸尉は、銀座に門が開いた時、国民を大勢避難させ、帝国の兵士達を相手に勇敢に戦い、二重橋の英雄として知られています」
「へぇ……」

 俺が知ってる限り、帝国の軍隊というのは地球における中世……場合によってはそれ以下の存在だ。
 勿論ゴブリンを始めとした異形の存在や魔法という要因もあるので、完全に中世程度と当て嵌める事も出来ないが、それでも大体はそんな感じだ。
 だが、伊丹という男は、こうして見る限りではそこまで強いようには思えない。
 まさか、実は実力を隠し通せるだけの強者か……そう思わないでもなかったが、すぐに有り得ないだろうと却下する。
 ……まぁ、実はFate世界のように、魔法……魔術の類が完全に裏に隠れている可能性も否定出来ず、伊丹がその類の使い手という可能性も否定は出来ないのだが。
 ちなみに裏に隠れるという意味ではネギま世界の魔法もそうだが……隠蔽という意味では、圧倒的にFate世界の方が上なんだよな。
 ネギま世界とかは、何だかんだと麻帆良で噂になったりもしてるし。

「分かった。まぁ、そこまで緊張する様子はない。門が出来たのは、ホワイトスターの中でも人がいな
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