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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十八話
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たば……あぁ…いや…ヴィッサリオン、頼めるか?」

千冬が束の名を呼びかけ、止め、ヴィッサリオンの名を呼んだ。

「ああ、それが無難だな。フィーネ、手伝ってくれ」

「はいよ」

アルシャーヴィン夫婦が購買に並ぶ。

「いっ君の身長じゃぁ、十六人分は持てないでしょ?
いま身長いくつ?125ないでしょ?」

束がIScore0001INNOCENTで図った一夏の身長は…121.72センチ。

日本の平均的な『小学二年生』の『女子』の身長である。

一夏は幼い顔つきや腰近くまで伸ばした髪故に、本当に小二女子に見える。

なお円香の身長は一夏より頭一つ分大きい。

「うるせぇ…」

「ふむ、エレオノーラ、リムアリーシャ、今身長いくつか教えてくれないか?」

千冬が二人に尋ねた。

「ひゃくじゅうご」

「百十六です」

「やめろぉぉぉぉっ!?俺が必死に言及しなかった事を言うな!」

「あと数年でぬかれそうだな…
エレン、リム。もうすぐ一夏の身長を抜けるぞ」

「一夏お姉ちゃんを、抱っこ、できますか?」

「ああ、すぐになるだろう。箒は…小三あたりから一夏を膝の上に抱いていただろう?」

「ええ、だいたいその頃からですね」

「やめろ言うんじゃない!」

千冬の腕の中でジタバタする一夏は、駄々を捏ねる子供のようだった。

「でもいっ君って筋肉質だから見た目よりかなり重いよ?」

「30キロ強くらいかな…?」

と抱えている千冬が答えた。

121.72で30強。

一夏の体型から考えると明らかに異常な比率だ。

ムスッと膨れる一夏の頬を、両側から篠ノ之姉妹がつついた。

ぷしゅ、と空気が漏れて、いっそう一夏が不機嫌そうな顔になった。

「一夏くん、そんな顔しても可愛いだけよ?」

「うるさいぞ刀奈」

刀奈が一夏を撫でようとして…

「ふしゃー!」

威嚇された。

「もう、ツレないわね…」

一夏を中心にぎゃぁぎゃぁ騒いでいるとヴィッサリオンとフィグネリアが戻って来た。

「とりあえずハンバーガーでよかったか?」

「構わんだろ」

「あー、若はいいだろうが、ブリュンヒルデ達はカロリーとか大丈夫か?」

「ヴィッサリオン、お前フィグネリアの尻にしかれすぎだ。
まぁ、気にするな。ここには普通の女子の方が少ないからな。
成人男性より要求カロリー大きい輩ばっかりだぞ」

千冬が抱き締める腕をキツくした。

「ふぎゅ!」

「一夏。少し黙っていろ。いいな?」

「事実だろ…姉さんとか筋肉率よんじゅ…うきゅ!?」

尚も文句を言う一夏を自分の胸に押し付け黙らせた。

「む〜!む〜!」


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