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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十六話
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制御したんだ。
情報を書き換えて重力エネルギーを別のエネルギーに変換して俺を一時的に軽くしたって訳。
魔法はエネルギーの収支が釣り合っていないと失敗しやすくなる。
世界を欺けないんだ。」

そうだな…

「ドライミーティアっていう魔法がある。
空気中の二酸化炭素をドライアイスにして打ち出す魔法だが、この魔法は気温が高いほど威力が上がる」

「なぜ?ドライアイスが溶けてしまうはず」

「エネルギーの収支。
つまり熱エネルギーを運動エネルギーに変換するんだ」

「なるほど」

あとは…

こんな事もできる。

パレードキャスト。

「え?私?」

「いま、俺は自分の外見情報を書き換えて、簪と同じ姿に『見せている』」

パレードディキャスト。

「一夏、古式の説明はいいのか?」

「めんどいからパス」

「古式って何かしら?」

「ようするに祓魔とか陰陽道とかさ」

「一夏」

「なんだ?」

箒の方を向くと、唐突にキスされた。

しかもディープキス。

途中で、ドン!という衝撃を感じた。

覚えのある衝撃だった。

箒が唇を離す。

案の定、箒には耳があった。

獣の、狐の耳が。

「ふぅ。古式魔法はこういった、いわば『怪異』を使役する術式も含まれる。
そうだろう?一夏」

「問答無用で耳を生やすな」

氷球で遊ぶ三人は気付いて居ないようだったが、更識姉妹と本音は目を丸くしていた。
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