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ロボスの娘で行ってみよう!
第13話 第8艦隊出撃
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運行計画を立てていたのである、この技能はイブリンと親友になった為に教わったことであった。

翌16日早朝、エル・ファシルから最後の連絡が傍受された、敵艦隊に敗北し籠城中であると。それ以降敵の妨害電波の影響でエル・ファシルからのFTLも途絶えてしまったのである。

シトレ司令は考えながら最悪の事態が起こったことを知った。
昨日の杞憂が本当になったという事なのであると。
早速、参謀達に援軍が可能かを訪ねだしたが、帝国軍が300万人を連れ去るとして最低でも3週間はかかると計算が出たが、航海参謀の計算ではこの星系からだと最速でも24日は掛かり時間的に間に合わないと言う返答に艦橋内は絶望感に包まれた。

そこへ、間違いなくエル・ファシルはやばいのを知っている。リーファが資料を抱えてやって来て平参謀に挨拶を行う。
「ロボス候補生、司令官閣下にお話があって参りました」
「今、司令官閣下は忙しいのだから、帰りたまえ」
平参謀が独断でリーファを追い返そうとするが、シトレが呼ぶように言う。

「ロボス候補生、貴官の論文のようにエル・ファシルが危機だ」
「司令官閣下、意見具申をお願い致します」
「候補生風情が何を言うのか!」

頭の固いアラルコン中佐が馬鹿にしたように罵る。
「止めたまえ中佐、候補生にはなにか意見があるのか」
「はっ、本艦隊でエル・ファシルへ急行するべきであります」

「それは私も考えたが、此の位置からでは間に合わないのだよ」
「所詮は素人のしかも女の浅知恵だな、考えが幼稚すぎる、
此で学年3席とは士官学校も落ちたモノですな」
分艦隊司令官ムーア准将が馬鹿にした様に呟く。

艦橋内でも無理だからこうして頭を抱えていると言う顔でリーファをひよっこだと言う空気である。
「司令官閣下、その計算を見せて頂けますか」
「良かろう」

シトレはリーファをかっている為に直ぐに許可を出す。
航海参謀から計算をモニターで見せて貰った後、頷きながら顔を上げた。
「この計算だと、確かに時間がかかりすぎます」

それ見たことかという顔をして暴言を吐く、ムーアやアラルコン。
「やはり駄目ではないか。さっさと部屋に帰るんだな」
「止めたまえ」
シトレ中将も此奴等には苦労している様であり、次回の人事で飛ばそうと思うのであった。

「閣下、この資料を見て下さい」
リーファがディスクを入れて、モニターに表示が出る。
「「「「これは・・・・」」」」

リーファの出した資料には、ポレヴィト星系からエル・ファシルを僅か15日で走破する計画が映し出されたのである。
「ポレヴィトでありったけの補給を行い補給艦は後続させます。ポレヴィト星系を出たあと、ランテマリオ、ケリムを通らずに、直接リューカス星系へ向かい、トリプラ星系
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