暁 〜小説投稿サイト〜
コバピーハザード!
第一章「災難の始まり」
[4/4]

[9] 最初 [2]次話
…。
 そんな僕の不安を他所に、目の前で研究室の扉が美しく蹴破られてしまったのだった。
「やっりぃ!リツさん、今行きますから…」
 開いたが最期、そんな悠長なセリフを聞いている奴らではない…。
「やったぁ!お外へご飯食べに行こう!」
「僕は街の中でクレヨンで絵を書くぞ!」
「やっぱりバッハを街の皆様に聴かせないと。」
「いやいや、ここはやっぱりモーツァルトでしょう!」
「あ、ケーキとコーヒーが僕を呼んでる!」
 そんな言葉と共に、研究室から湧き出す湧き出す!そりゃもう湯水の如くですって!
 ワラワラと研究室から出て行く時に、隙を見てけぃとみほ殿に「カプッ!」と噛み付いたようで、奴らが去った後には、僕一人がポツンと残されていたのでした…。
「うそぅん!!」
 こりゃ…とてつもなくヤヴァイ状態なのではなくって?このままでは、街が大パニックに…。

-キィィィィ〜、ガッシャ〜ン!-

 あ、あれは何の音かしら?聞かなかったことにしても宜しくって?
「ってか、オリジナルの僕はどうすりゃいいっての!?」
 ここは慌てても仕方あるまい。とにかく、四散したコピー達の暴走を食い止めるべく、僕は一人街へと向かったのだった。

「あ、朝御飯食べてないじゃん…。」




[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ