暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
相談-コンサルテイション-/part2
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あなたは良いわよね、平民だからそんな風に言えるんだから…」
サイトの話にクリスは関心を寄せたが、モンモランシーは軽く謂ってくるサイトにため息混じりに言い返す。あの舞台だって本当なら、実家にバレたりしたら大事になっていたに違いなかった。
「でも他に案なんてないでしょ?あたしは面白そうだから構わないわ」
「私もやっていい…」
「二人とも!?」
キュルケからは賛成、タバサからはどちらでも構わないという意見が出たことに、ギーシュとモンモランシーは目を見開く。
「私も構わないわ。サイトの言うとおり、すでに平民たちと一緒に行動したことがあるもの。さらに連携を深めるために必要なら、クリスの提案に賛成するわ」
さらにルイズも賛同したことで、サイトは目を輝かせた。
「それじゃあ、他に意見はないですか?私もこの案がいいと思うんですけど、他に何かあれば…」
司会者としてハルナが最後に、この話し合いに出席している面々に意見を求めた。
「…こうなっては仕方ないな。なら僕もクリスの案に乗るとしよう」
「はぁ…まぁ確かに、抵抗はあるけど、クリスのその案自体は悪いとは思わないわ。ギーシュが何かやらかさないかもみないといけないし」
だが、難色を示していてギーシュやモンモランシーも含め、誰からの反論もなかった。
「みんな、私の案に賛同してくれて感謝する。みんなでいい行事にしよう」
こうして、クリスの提案した『平民に向けた舞踏会』を行う方針でいくことになった。
これでクリスがクラスのみんなと、そして手伝いを頼むことになったシュウがテファとの間にできた溝を埋められるきっかけとなればいいのだが…その結果にサイトは望んだ結果が出ることを祈った。



クリスの提案である平民への舞踏会を行うことが決まり、話し合いが終わった後でシュウはテファとリシュの待つ部屋に戻った。
「サイトたちの、お手伝い?」
「ああ。ビーストとの戦いもないし、アルビオンへ向かう手段もない今、何もやることがない。少しの間だが平賀達の手伝いをすることになった」
「そう…」
しばらく彼が戦いに出ることがない。それはよい知らせだと思った。だが騒ぎたくなるような程の喜びではなく、あくまで一時の安心だけにしかならないのではという不安と疑念があった。もしまた、人に害をなす脅威がでれば、彼はきっと…。
「やはり安心したか?」
「え?」
ふと声をかけられ、テファは顔を上げる。
「俺が戦わずに済むことが」
「…ごめんなさい。私たちがこうしていられるのは、あなたのおかげだってわかってる。でも…」
テファはそう聞いて、少し沈黙した後、頷いた。どうやら自分が何を考えているか見抜かれていたようだ。彼が自分以外のために傷つき続ける姿は、何度思い出しても痛々しすぎた。特に自分を守ろうとしてくれているときが
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