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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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カツラ:「この雷神サンダーは
機体に圧電素子を組み込んでおってな。
その圧電素子は巨大な静電気を生み、
機体で作られた静電気はやがて逃げ場を失い
外へ放出される」


店長:「つまり、人工の雷を発生
させる事が出来るのだよ。落雷で
シルフの機能を停止させるのを目的で
作ってみたんだがね」


カツラ:「キャッチフレーズは
(いかづち)の裁き”じゃ」


店長:「人の職場を荒らす元凶となったは
シルフには制裁を下さねば」


マリナ(昨夜の件、よほど根にもってるのね)


タケシ:「ふむ、、確かに、
シルフに奇襲をかける良いアイテムだ」


サトシ:「羽の下についてるミサイルは
何の役割があるんですか?」


カツラ:「これは避雷針を破壊する為の
”ミサイルばり”じゃ。爆薬が
組み込まれとるから気をつけるんじゃぞ?」


ヒカリ:「ちょっとサトシ!こっちに
向けないで!」



カツラ:「驚くのはまだ早いぞ。
ヒロシ君のエレクのデータを基に、
この雷神サンダーは”ひかりのかべ”の
搭載にも成功した。その意味が分かるかね?」


ヒロシ:「、、まさか!」


カツラ:「そう。雷神サンダーは透磁率と
電磁率を調整し、ステルス化出来るんじゃ」


ヒカリ:「って事はつまり、、」


カツラ:「敵に見つかる事なく、
任務を遂行出来る訳じゃ」


タケシ:「なんて万能な!!」


カツラ:「と言う訳で、ワシと店長は
しばらく研究に没頭するから、
誰か昼食を持って来とくれ」


店長:「えぇっと午後は、、ニドキング達の
細胞検査と15年前の発光体解析か、、」



雷神サンダーを見せた後、カツラと店長は
機体を置いたままスケジュールを確認し、
再び研究室に戻った。


サトシ:「カツラさん、いつになく
真面目だな」


ヒカリ:「いつもより熱が入ってるわね」


マリナ:「あら、もうこんな時間。
じゃあ私もちょっと篭るから、
あとは宜しくね」


ガヂャッ(リビングを出るマリナ)


サトシ:「俺たちも広間に行くか」


ヒカリ:「その前にお昼にしましょ?
タケシお願い♪」


タケシ:「そうだな♪じゃあ今日は
パスタじゃないものにしよう♪」


その後サトシ達は昼食を済ませ、
広間で対シルフ用のバトルスタイルについて
検討した。



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