暁 〜小説投稿サイト〜
相談役毒蛙の日常
二十日目
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ーなので、彼女等が年上という可能性もあったが、見ていられなくて、俺はその集団に突撃した。

幸い他種族集団のレベルは低く、第零装備を纏っていた俺一人で殲滅できた。

何があったか事情を聞こうと世界樹の雫を二つ取りだし、彼女等に振り掛けた。

だけど、彼女等は俺に怯えていた。

他種族集団のエンドフレイムが消え、数分が経ち、彼女等がようやく警戒を緩めたので事情を聞いた。

彼女等はログインしたばかりで、飛行の練習中だったらしい。

そこへ、他種族集団が現れ、抵抗できずにリンチされたらしい。

しかも、ペイン・アブソーバlve8で…

その時、俺はALOで痛覚を少しだけ弄れると知った。

倫理コード解除設定…つまりゲーム内で性行為を行う為の設定。

恐らくは基幹プログラムのコピー元であるSAOからあるシステム。

その設定の中に、ペイン・アブソーバを最低8まで下げられる機能が有ると知った。

事情を聞き終え、STRに任せて二人を抱えてアジトへ戻ると、安心したのか二人とも泣きじゃくってしまった。

それを同アジトにいたカールターナーと慰めていたら懐かれたという次第だ。










「な…!そんな!おい灯俊!そのバカ共には報復したんだよな!?」

「無論だ。カールターナーと一緒に無限PKの刑に処した」

勿論、ペイン・アブソーバを下げた状態で…

「はぁ!?」

「奴らの方が先に手を出したからな。
運営からアカウント追放されたのはあちらだったよ。
まー、俺とカールターナーも御咎め無しとは言わんかったが…」

カールターナーへのペナルティは半年間の現有(当時)資産凍結。

主犯の俺は二年間の現有(当時)資産凍結と種族熟練度及びスキル熟練度半減だった。

なお、その時にカオスブレイブズの資産も一月の間凍結。

俺はその責任を取ってカオスブレイブズ副長の権限を返上しようとしたが、テルキスの計らいで相談役になった。

「隊長はそれでも私達を助けてくれたの!」

「兄様は私達のヒーローなの!」

するとカトラスは二人の頭を撫でた。

「そうか…お前らもか。うん。悪かったな。
お前達のヒーローに酷い事言って」

二人はニパッと微笑んだ。

今日も妖精郷は平和だな。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ