暁 〜小説投稿サイト〜
獣篇U
13 正義感は大事。
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
_「どうやら、猿芝居は全部無駄だったようだなァ。…全〜部お見通し、って訳だ。」

_「頭ァ、アンタが賊に加担するとは。吉原を裏切ればどうなるか、アンタが一番知っているはずだァ。」

_「そうかィ?一体どうなる、ってんだァ。ぜひお教え願いたいもんだァ。こんなにたくさん集まってェ、お別れパーチーでも開いてくれんのかィ?」

_「…銀さん…ホントにお別れです。」

_「え?何がァ?」

_「何が、じゃねェだろォッ!
何回ぶっ刺さってんですか、アンタはッ!おでこにブラックホールでもあるんですかッ!?」

_「ん?何が?知らないよ、何も。」

_「刺さってただろォッ!今明らかに顔が赤くなってるだろ!?照れてるだろ!?」

_「オイ、いい加減にしろヨ。決めるときはバシッと決めろヨなァ〜」

_「刺さってたよね?君も明らかに刺さってたよねぇ!?」

_「ハンッ)
今からその調子じゃ、先が思いやられるわィ。主ら、そんなことでは百年かかっても夜王には勝てんぞ。」


はーい、刺さってマス。wwww


_「ツッコミ辛いんですけど。そっとしておいたほうがいいよね?アレ。知らない方がいいよね?アレ。」


_「裏切り者には死を。それがここの掟。その命を以てして最期の掟、守るがいいッ!」


_「…嬉しいねェ。遊女総出の総仕舞たァ、男冥利に尽きる。だが、こう貧乳ばかりじゃァ、興も冷めるってもんだァ。女はやっぱり、爆乳でごさんしょォ?…さァ、楽しいパーチーの始まりだァ。」



階段の上にワープする。
銀時たちがこちらまで来れれば、私が案内するつもりだ。とりあえず伏せて待機する。辺りを見渡しながらそっと立ち上がった。だが、まだ時間がかかりそうだったので、さっきのところにワープして戻ってきた。
神威の声がする。


_「なんか、スゴい音がしたネ。零杏がそっちの方に行ってなかったっけ?」

_「確か、そのはずだぜ、団長ォ。」

_「無事だといいけど。」


近くにいた晴太くんに話しかける。

_「お母さんのところに行きんすか?」


怯えたような、でも何か心に決めたような瞳をして、私に返事した。

_「うん。お姉さんは、僕の味方なの?」

_「そうでありんす。もうすぐ銀髪の男が助けに来るから、それまで少しでもお母さんのところに向かいましょう。」


手を差し出すと、その手を繋いでくれたので、そのまま走り出した。



_「そっちは子どもの方に回れ!
私たちは侵入者の方に当たる!」


_「大した騒ぎだなェ。」

_「アンタが起こしてくれた騒ぎよりましだろ?」

_「なんだヨ、まだ怒ってんの?
過ぎたこ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ