暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第九十四話 お料理会 後編
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
陛下、先頃の陛下のお言葉を肝に命じ貴族としての義務を全う致したく感じました故」
「その心意気見事じゃ、賞めて使わす」

「ランズベルク伯アルフレット、感嘆の極みにございます」
この辺は未だ大げさだが、次第に良い方へと向かっているのであった。
陛下のお言葉を賜り、アルフレッドは益々頑張ろうと考えた。

ヴェストパーレ男爵夫人は料理を食べて、飲みまくりモードに既に入っていて、
他のゲストから唖然とした目で見られていたが、女傑だけ有って平気の平左であった。
陛下もその姿を見てお笑いに成られていた。

少女達は陛下から此からのテレーゼの仲の良い友達としていて欲しいと直接言われて、
感動して、その後家に帰った後両親などに陛下から直接お言葉を賜ったと報告して、
両親共々陛下への感謝を感じたのである。

その様な姿を見ながら、ラインハルトはむかつく胃と歯に付くレタス葉の違和感を感じながら、益々偽善者めと憎悪を燃やし続けているが、端から見ると嫌いな物を無理やり食べさせられている子供がだだをこねて、怒っているようにしか見えず。他の出席者からは子供っぽいと思われているのである。

隣のヒルダからすれば、ラインハルトは確かに美しい顔をしてはいるが、
その顔が心なしか歪んで居るのを感じていた。
なぜこの人はこんな体の奥底からにじみ出る、何かを隠そうとしないのであろうかと。

マルガレータはテレーゼに凄くなついており、お姉様という状態になっている。
「マルガレータちゃんを妹として側にいて欲しいな」
「嬉しいです、お姉様」
和気藹々であるが、この事は後々ヘルクスハイマー伯爵が握るブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯の秘密の為に殺されかけるマルガレータを後宮で引き取り守る為の布石であった。

エリザベートもマチアスの件でハルテンベルク伯爵に話を付ける際の伝手作りに使えるから呼んだのであるが、エリザベートを不幸にしない為に画策する為でもある。

キルヒアイスはラインハルトに悪いと思いながら、アンネローゼとの話をしていた。
陛下が幼なじみで話して行きなさいと粋な計らいをしてくれた為である。
実際は、テレーゼの指示であったが。

「アンネローゼ様、ご機嫌麗しく」
「ジークも元気そうで何よりです」
「弟の面倒を見て貰ってありがたく感じますわ」
「アンネローゼ様勿体のうございます」
2人世界を醸し出している。

ラインハルトがその姿を見て苛つきながら、大嫌いなレタス料理を食べさせられている中、カロリーネが更に止めを刺してきた、それはリンディ茶アタックである。

リンディ茶、それは【魔法少女リリカルなのは】で、
リンディ・ハラオウン提督が飲んでいる常識外れの緑茶である。

それは、御茶に角砂糖4個以上+ミルクを
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ