暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
相談-コンサルテイション-/part1
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サイトから話を聞き、話し合うには広場が必要と考えたルイズの提案で、サイト・ルイズ・ハルナの三人はクリスを連れて食堂の席を借りて、話し合いを行うことにした。昨日は少し機嫌を損ねていたルイズも、一応の落ち着きを保っていた。
「…そういうことか」
昨日のサイトからの連絡もあり、シュウもこの場にいた。テファは部屋の外からは迂闊に出せず、かといって一人にさせるのも心細いので、リシュを傍に置いておくことにしている。しかし、まさかこんな日常的なことの手伝いをされることになるとは。
(まぁ、構わないか)
確かに今の自分はアルビオンに向かってアスカを救いに行くこともできないし、今もこれといって、久しぶりにビーストとの戦いが起こらない日が続いているので、断る理由もなかったが。
「クリス…」
「ん?」
ルイズはクリスの顔を見るや否や、少し気まずそうに目を逸らしながらもクリスに声をかけた。
「昨日は、その…ごめんなさい。強く怒鳴っちゃって。あなたは私のことを考えて怒ってくれたのに」
「そのことか…それなら私も同じだ。お前の気持ちも立場も考えずに首を突っ込んでしまった。我ながら浅慮だったよ」
クリスは決してルイズにキレたりすることはなかった。真摯に謝罪を受け止めつつ、自分も浅はかだったと認めて詫びを入れてきた。
(ルイズ、気にしてたんだな…だったら怒んなくてもよかったのに、まったく…素直じゃないご主人様だな)
サイトは、ルイズが先日クリスが自分を庇ったのに怒り出したことに、理由こそギーシュたちから聞いたとはいえ納得できなかったが、ルイズも申し訳なく思っていることを知ってホッとした。
ここには話を聞きつけて、キュルケやタバサ、ギーシュ、タバサ、モンモランシーまでもこの場に居合わせていた。しかもギーシュ、調子に乗って司会を率先している。
「さぁ、諸君!クリスと皆の親睦を深めるため、ともに考え合おうではないか!」
「…なぜ仕切ってるのがあの人なんです?」
サイトたちも思っていることをハルナが口にする。その問いに対し、タバサが理由を明かした。
「…どうせクリスからのお株を高めるため」
「株?」
「クリスが自己紹介の時、さっそく色目を使ってきたのよ」
ルイズも続いて口にした説明に、サイトはやはりかと納得した。


では、ギーシュとクリスの出会いについて、少し時を戻すとしよう。

彼女が授業に参加する初日、彼はクリスが自己紹介した直後に早速彼女を持ち上げる。
『あぁ、クリス!その名前を聞くだけで飢えも乾きもなくなる!』
『…覚えなくてもいいと願うのは無理か?』
対するクリスは、あまり良い気はしていなかった。目の前で大袈裟に躍り狂うギーシュから、少しでも早く距離を置きたがっていた。
『その使い魔も僕のヴェルダンデに通じるものを感じる!よし、
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