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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第八十九話 ブラウンシュヴァイク公の憂鬱な日
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めてしまった、最早逃げられんのか死にたくない。

「陛下、この者達は勅命を無視したのですから、死罪相当でございます」
リヒテンラーデめ、この私を死刑にする気か伯父上が最後には助けてくれるはずだ。
「ブラウンシュヴァイク、国務尚書はこう言っておるが、お主はどうじゃ?」

「はっ、陛下の御心のままに」
伯父上見捨てないで下さい。私は貴方の甥なのです。助けて下さいー。
陛下が黙ってしまった、死罪であろうか、死にたくない。



「陛下」
「どうした、オフレッサー」
「はっ、今回は我が家族にも被害はございませんでした。
更にフレーゲル男爵達は悪戯のつもりであった様でございます。
今回のみ死罪は回避し、この者達に再挑戦の機会を与えてやることは出来ませんでしょうか?」

オフレッサーが私たちを擁護してくれるとは。
「陛下、その様な事してしまいましては、帝国の威信に関わりますぞ」
リヒテンラーデ余計なことを言うな。

「うむ。国務尚書よ、今回は我慢してくれ。オフレッサーの言や良し」
「御意」
助かったのか。

「クラーマーは死罪じゃが、卿等はオフレッサーに免じて今回は助けて遣わす。
2度目は無いモノと考えよ!言わずと判るであろうが、役職は辞任せよ」

しかし、ノルディンとコルプトが呼ばれていないのはどう言う事だ、
彼奴等が密告したのか、おのれ今は無理だが何れ目にモノ見せてくれるわ。
暫くは大人しくしなければ成るまい。何れ閑居も解けるであろう。

そう思ったが、そのまま部屋へ軟禁されてしまったが、
明日になれば出られるであろう。
その後伯父上に謝って取りなして頂こう。


■オーディン ノイエ・サンスーシ  テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム

 今日の会議を後で観察したけど、まあみんな演技が旨いって言うかなんて言うか。
リヒテンラーデ候がきつい事を言って、襲撃を食らったオフレッサーが助け船を出して、
オフレッサーの度量の良さを見せて、それを採用して父様の度量も見せる素晴らしい作戦ですね。

フレーゲルは反省しないだろうけど、他の連中は父様に安心感を持つはずですよ。
本来なら一族死罪で可笑しくないのですから。
典礼尚書は辞任するでしょうから、後釜はマリーンドルフ伯爵を推薦しますかね。

しかしフレーゲル達は何処へ送ろうかな、取りあえず478年度は全員実力テスト行って駄目なら別施設で再教育することにしましょうね、フレーゲル達はもっととんでも無い所へ送って教育ですね。


それとエリザベートと遊んだんですけどね。
叔母より姪が一歳年上ですからね、あり得ないですよ。
まあ、向こうも皇孫だけど、親のしつけの問題か私に対しても結構尊大ですね。

あれは何れ何とかしないと人望無
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