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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第五十二話
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ストディスパージョンで散らしてから祓うか…」

ブレイン・バースト、ディキャスト。

キウゥゥゥゥゥン…

世界が、動き出す。

目の前で、再び俺を貫こうとするナニカ…

「去ね!穢れた者よ!」

ナニカに、掌を向ける。

ミストディスパージョン…キャスト…

一切情報強化が無かったナニカは、抵抗すらなく分解された。

今の内に!

「高天原に神留まり坐す。皇が親神漏岐神漏美の命以て八百万神等を…」












「今日の夕日の降の大祓に祓へ給ひ清め給ふ事を諸々聞食せと宣る!」

パァン!と音がして、負の霊的エネルギーが消滅した。

ふぅ…

バタン!と後ろ向きに倒れる。

「あぁぁぁぁぁぁぁ…疲れたぁぁぁ…」

倦怠感と達成感の中、空地に大の字になっていると、風切り音が聞こえた。

ガッシャァァァン!

土煙が発ち、轟音が鳴り響き、建材が宙を舞った。

「なんや、いきなり"たすけてー"って部屋に突撃されたからきてみたけど…
もう、終わっとるやないか」

この人か…

「御手数掛けてすいません、影縫さん」

土煙の中から現れたのは、建材の上に乗った長身の女性だった。

「いや、ええよ。小さい子供助けるんは大人の役目やからね」

ははっ…

「カッコいいですね」

「一夏君の方がカッコええよ。女の子逃がして残ったんやからな」

「アレをどうにか出来るのは俺だけでしたから…」

「せやなぁ…でも、女の子に心配かけたのはアカンなぁ」

「大丈夫です。俺はそうそう死にませんから」

「ほう?」

一瞬、影縫さんの視線が鋭くなった。

俺は彼女…いや、彼女達が対不死身専門なのを思いだした。

「俺は箒を任されてますから」

「ほうか、なら心配あらへんな。
箒ちゃんも心配しとったさかい、はよ戻らんと」

「わかりました」













「よう、箒。戻ったぜ」

皆は、ホテルのロビーで待っていた。

ロビーに入ると、箒が駆け寄って来た。

箒の方が頭一つ分大きいので、覆い被さるように抱き付かれた。

箒が抱擁を解き…

俺は突然、キスをされた。

それも唇同士で。

「心配したんだからな」

「俺は死なないよ。お前も知ってるだろう?」

「だとしてもだ。あんなのと戦おうなんて…」

「ごめん…かなり心配掛けたみたいだ」

箒は何も言わず、再び俺に抱き付いた。

箒の背中に腕を回し、撫でてやる。

それはそうと…

「おい刀奈。そのカメラはなんだ?」

「えー、いいじゃない」

「却下だ」


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