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Raison d'etre
二章 ペンフィールドのホムンクルス
6話 秋山明日香
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瞑った。
 酷く疲れていた。
 思い出したくない記憶が頭の中に溢れ出していた。
 眠って忘れてしまいたかった。
 目を瞑る。
 医務室に満ちる消毒液の臭いが昂ぶった神経を鎮めていくのが分かった。
 優はそのまま意識を手放した。
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