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Knight's & Magic & Carrier 4
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鼻歌交じりに楽曲術式の紋章をオレの専用機の武装に刻んでいく。

「トール、本当にこれを再現するんですか?」

「魔力効率は悪いけど、出来るんだからやっておかないとな。専用機と言いつつ、実験機でもある。それより、新型艦の方はどうなってる?」

「本体の稼働試験も既に終了。全機構問題なしです。今は後ろに引っ張る工房の作成中です」

「順調で何よりだ。手が空いてるなら休暇でいいぞ。たまには親孝行してこい。あと、嬢ちゃんの機嫌もとっとけ」

「そういうトールこそ親孝行しないで良いんですか?」

「義父には専用の装備を送ってある。ちょくちょく手紙も送ってるしな。あと、一応独り立ちしてるからな」

「そうですか。あっ、それと合成触媒、僕の斑鳩の方にも使わせてもらいました。あれは良いものですね。安定度がぐっと増しました」

「安定度では鉱石の方が上だからな。まあ、出力は通常の1.5倍で限界だな。アレ以上は生命の詩を弄る必要があるから難しい」

「トールでも無理ですか」

「アレンジ曲やカバー曲が必ずしも評価されるわけじゃないからな。クラシック曲に歌詞を付けてみろ、批評だらけになるぞ」

「そういうものですか」

「一から組み立てたほうが楽だろうな。結構きついがな。ベートーヴェンの運命以上の名曲を作れと言われているのに等しいぞ」

「ああ、無理ですね、それは」

「そういうことだ。アニソン位しか作曲できないわぁ〜。コテコテの昭和アニソンしか無理だわぁ〜。耳コピ程度なら余裕だけど」

遊びで作ったギターでオレの前世で一番新しかったガンダムのOPを弾く。

「くっ、僕も見たかった!!」

エルが落ち込む中、適当にメカ物の曲を弾き流しながら休憩に入る。

「エルはダブルオーまでだったっけ?ダブルオーはその後も映画化したし、ガンプラのアニメも地上波で放送されたし、この鉄血のオルフェンズなんて内容もぶっ飛んでてすごかったぞ」

「ガンプラのアニメも大分気になりますけど、すごい名前ですね、鉄血のオルフェンズ」

「ガンダム史上、最も装甲が硬いからな。ビームは長時間照射して熱でパイロットを焼き殺すしか無いから廃れた。正規軍ですら格闘戦にチョッパーを装備してるからな。硬いもので殴ってパイロットを圧死させるんだよ。その中で出てきたのがダインスレイブだ。他にはメイスにレンチにペンチなんかも作中で使われたな」

「男らしいというか、普通にヒートソードでよかったのでは?」

「エンジンが周囲の電子機器を破壊してしまうために実用されなかったんじゃないかな?そんなことより殴れって感じで。レンチは完全に工具だったんだが、刀は使いにくいからってコンテナに入ってたのを使い始めた結果だな」

「ガンレオンとは別
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