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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第四十六話
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なつかれたわね」

そうだな…

「心細かったんだろうな…」

「それもあるけど…簪ちゃんにとって貴方ヒーローそのものなのよ」

「いや、それは…」

「貴方がどれだけ否定しても、簪ちゃんには貴方はヒーローに見えたのよ」

ヒーローねぇ…

「随分ちっさいヒーローだこって」

更識簪が俺の頭に頭を乗せている、イコール彼女の身長は俺以上な訳だ。

そこは普通肩にのせるだろとか、痛くないのかとか言いたい事はあるけど…うん…背ぇ伸びないかなぁ…

「そんなのは些細な事よ。大切なのは貴方が簪ちゃんを助けたということ」

そんな物かねぇ…

そして更識刀奈は座った…俺の隣に…

「どうした更識?」

「刀奈でいいわ。名字で呼ばないで」

………………………………

「刀奈?」

「よろしい」

それで…

「おい、フィグネリア。さっきから何ニヤついてやがる?」

フィグネリアは俺等の正面に座ってニヤニヤしている。

「いやぁ…べつにぃ」

はぁ…

「何を勘違いしてるかは予想がつくが…
更識簪は単にヒーローに憧れてただけだ」

「そうかい」

そも俺はヒーローになれるような人間じゃない。

ヒーローらしい思いも、葛藤も、正義感もないのだから。

十数分後、俺達は元のスタジアムに戻ってきた。

俺とフィグネリアはムーバルスーツの上から普段着を着る。

フィグネリアが更識簪をおぶってミニバスをおりる。

ミニバスはヴィッサリオンの部下どこかへ止めに行くらしい。

「一夏君」

「いつから名前で呼び合う仲にになったのか聞きたい物だな」

名前で呼ばれたのでそう返した。

「いいじゃないの別に。それで…さっき簪ちゃんに言ってた事だけど…」

そこで刀奈はいい淀んだ。

「なんだ?はっきり言え」

刀奈は言いにくそうに口を拓いた。

「貴方が簪ちゃんを助けたのは、自分に重ねたから?」

…………………………

「気を悪くしたなら謝るわ、でも…」

あぁ…そう…だな…まぁ…でも…

「確かに、両親の事は確かにあった。でも…」

そう、確かに父さんと母さんが居なくなって…その時の事を思い出しもした。

だが…

「重なったのは俺と更識簪じゃないんだ…重なったのは姉さんとアンタだ」

「え?」

「あの時、両親が居なくなって…一番泣いてたのは姉さんだ。
俺と束さんと箒で、姉さんを慰めたのを覚えてる」

「貴方は…悲しまなかったの?」

今の言葉には少しムッと来た。

でも、今の言い方ならそう思われても仕方ないかもしれない…

「あぁ…俺はまだ小さくて、姉さんが泣いてた理由がわから
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